シリーズ「子どもの心と体の不思議のサイエンス!」第14回

運動機能の発達に欠かせないハイハイは、赤ちゃんの世界を大きく広げる

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
14_237693388-2.jpg

9〜12カ月ころになるとハイハイが始まる/shutterstock

 赤ちゃんの成長と発達は、目まぐるしく、微笑ましく、実に逞しい。9〜12カ月ころになると、ハイハイが始まる。数カ月も寝たままだった赤ちゃんにとって、ハイハイは世界を大きく広げるきっかけになる。

 赤ちゃんがハイハイできるためには、上肢と下肢を交互に動かす交互運動ができる、首が座り、手足の位置に関わらず顔が前を向いている、空間の奥行きを理解できる、この3つの身体機能の成熟が条件だ。

 最初は、お腹全体を付ける「ずりばい」だが、少しずつ手のひらと膝を付くハイハイ、膝を使わない「高ばい」へ移っていく。「ずりばい」の時は、赤ちゃんはほんの目の前しか見えないので、視野が狭く、自分の気分の向くままに移動している。だが、膝を付くハイハイや「高ばい」ができるようになると、視野が広がるため、周囲の状況を見ながら移動したり、触れなかったモノに手を伸ばしたりする。「あそこまで行きたいよ!」「あれに触りたいよ!」と、移動先の目安も立てられるようになるので、まっしぐらに目的の場所やモノに向かって行こうとする。

 道々、ドアを押し開けたり、モノにぶち当たったり、ゴミ箱をひっくり返したりもするが、赤ちゃんなりの見通しや意志があるので、お母さんの居場所や動きを感じて行動しているのがよく分かる。好き勝手に動き回っているように見えるが、赤ちゃんの脳内に好奇心がムクムクと湧き上がり、自然と体が動いている。動けば動くほど、好奇心は、ますます逞しく高まっていく。

ハイハイの時期は、お母さんと自分の距離感が分かっている

胃の不快感の多くは実は「機能性ディスペプシア」という病気
日本初の『胃弱外来』開設」後編:巣鴨駅前胃腸内科クリニック・神谷雄介院長

前編『大病院を転々した末にたどり着く「胃弱外来」 初診から約1カ月で8割の患者の症状が改善』

胃痛やもたれ、むかつきなどの症状があっても、検査の結果異常がないと診断され悩みを抱える患者さんが少なくない。こうした胃の悩みを抱える人たちのために開設したのが胃弱外来。患者さんの多くは新しく認知された『機能性ディスペプシア』や『胃食道逆流炎症』などの疾患だ。その具体的な治療法について話を伺った。

Doctors marche アンダカシー
Doctors marche

精神保健福祉士。フリージャーナリスト。1977年…

里中高志

医療法人社団 三喜会 理事長、鶴巻温泉病院院長。…

鈴木龍太

フリージャーナリスト。1949年、東京都生れ。法…

郡司和夫