そんなオトナ喘息で長年苦しめられたのが、あの感動ドラマ『101回目のプロポーズ』で知られる男優の長谷川初範さん。20代から呼吸困難や微熱を覚えても毎回「風邪」と診断され、血液検査やX線検査でも看過されやすいオトナ喘息の陥穽に悩まされ続けたとか。ある時は高速道路の運転中に発作が起きて危機一髪という体験も。長谷川さんが最初の発作から「重症の喘息です」と告げられるまでには、6年もの歳月が流れていたそうだ。
加えて最近の新たな難題が中国大陸から海を越えて舞い降りてくるPM2.5(Particulate Matter 2.5)は、気道や肺に沈着しやすい直径の超微粒子で、気管支喘息や気管支炎の原因となる。TVニュースは連日「北京でまた『赤色警報』が発令。市内では交通規制が実施され」と伝えているが、今後は日本国内でもこの怪物の猛威で喘息患者が増えるのは必至だろう。喉に違和感を覚えたら早期受診を!
(文=編集部)