連載「“国民病”腰痛の8割以上はなぜ治らないのか?」第7回

「理想的な姿勢」は存在しない~「同じ姿勢を続けること」が病気のリスクに

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 しかしながら、デスクワークの場合、仕事を中断してまで姿勢を変えることは難しい。そこで登場するのが、可動式デスクだ。デスクが縦に可動することにより、立ってデクスワークをすることが可能となる。世界ではさまざまな可動式デスクがすでに登場している。これにより、腰痛予防はもちろん、前述したように心臓病や糖尿病の予防にもなる。つまり健康的に仕事ができる。

 その可動式デスクにスマートフォンアプリを組み合わせている製品も登場している。これは一定の時間になるとアラームが鳴り、デスクの高さを変更するように促したり、1日で座って仕事をした時間、立って仕事した時間を記録して管理してくれたりする。さらにボタンひとつで予め設定したデスクの高さに変更してくれるので、変更するたびに高さを微調整する必要もない(参考:https://youtu.be/H7b8GMvqi_E)。

 このように、可動式デスクが世界で開発されているということは、世界が同じ姿勢(座位姿勢)を取ることの危険性を認めていることでもある。近いうちにデスクは縦に可動するのが当たり前になるのかもしれない。

連載「“国民病”腰痛の8割以上はなぜ治らないのか?」のバックナンバー

三木貴弘(みき・たかひろ)

理学療法士。日本で数年勤務した後、豪・Curtin大学に留学。オーストラリアで最新の理学療法を学ぶ。2014年に帰国。現在は、医療機関(札幌市)にて理学療法士として勤務。一般の人に対して、正しい医療知識をわかりやすく伝えるために執筆活動にも力を入れている。お問い合わせ、執筆依頼はcontact.mikitaka@gmail.comまで。

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三木貴弘
難治性むちうち症からなぜ多くの不定愁訴がおきてしまうのか?
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