「潰瘍性大腸炎」を抱える安倍首相にも朗報? 炎症性腸疾患に治療法開発の可能性

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 マサチューセッツ工科大に属する、この研究の上席著者たちは語る。

 「さらに研究を重ねることにより、この技術が治療の向上や消化管に適用できる研究技術の拡大を可能にし、臨床面でも研究面でも極めて貴重なものとなる可能性があります。また(この研究は)生物学的製剤を含めた薬剤の消化管を通した能動的投与について初めて示すものでもあります」(Daniel Blankschtein教授)

 「薬剤の投与方法を変えるのではなく、薬剤が組織に吸収されるのを促し、薬物送達に要する時間を変えようという試みだ」(コッホ統合がん研究所のGiovanni Traverso氏)

 現行のIBD治療薬は、浣腸剤として投与し、吸収されるまで1時間は結腸内に留まらせる必要があるが、その方法では下痢や失禁のある患者には難しい場合もある。しかし、超音波を用いることにより、薬剤の吸収を早める効果が期待できるという。

 現在、人を対象とした試験に向けて動物研究がさらに進められている。研究が進み、この技術が実用化されれば、救われる患者も出てくるだろう。今後に期待したい。
(文=編集部)

胃の不快感の多くは実は「機能性ディスペプシア」という病気
日本初の『胃弱外来』開設」後編:巣鴨駅前胃腸内科クリニック・神谷雄介院長

前編『大病院を転々した末にたどり着く「胃弱外来」 初診から約1カ月で8割の患者の症状が改善』

胃痛やもたれ、むかつきなどの症状があっても、検査の結果異常がないと診断され悩みを抱える患者さんが少なくない。こうした胃の悩みを抱える人たちのために開設したのが胃弱外来。患者さんの多くは新しく認知された『機能性ディスペプシア』や『胃食道逆流炎症』などの疾患だ。その具体的な治療法について話を伺った。

Doctors marche アンダカシー
Doctors marche

くにたち駅前眼科クリニック院長。1986年、東京…

高橋現一郎

近畿大学理工学部生命科学科ゲノム情報神経学准教授…

西郷和真

フィットネスアドバイザー。JT東京男子バレーボー…

村上勇