育メンでもうんちオムツは苦手!shutterstock.com
妊活のためしばらくの間芸能活動を休止していた森三中の大島美幸さんが、念願の妊娠、そし無時出産をしたことが話題になった。ご主人である放送作家の鈴木おさむさんのブログで報告される育児方法に賛否両論の声もあるが、最近ちょっとした“事件”に注目が集まっている。
ブログによると、生まれた息子さんは便秘症とのことで、数日便が出ないことも多く、小児科に行ったり自宅で綿棒浣腸を行ったりしているようだ。
そのため便のオムツ交換に不慣れなのか、数日前のブログでは、久々に大量な便がオムツから漏れ出し、鈴木さんがパニックになって、慌てて入浴中の大島さんのところへ子どもを抱きかかえて行く様子が書かれている。
鈴木おさむさんのように、家事にも育児にも協力的で理解のある父親でもパニックになる、うんちオムツ。普通の父親であったらうんちオムツと向き合えるか?
伊藤理佐さんの育児漫画『おかあさんの扉』でも、夫である吉田戦車さんが、うんちのオムツだけは苦手であり、子どもがうんちをしていると、申し訳なさそうにうんちをしていることを知らせる様子が描かれている。
子育て中の母親が集まる公園では、「料理はするけど後片付けはしない、夜中に子どもがどれだけ泣いても起きない、お風呂には入れるけど寝かしつけができない、とにかく父親の家事育児はムラがありすぎる」、などという不満が多い。中でも父親たちがもっとも敬遠するのがこのうんちオムツだ。
育メンと呼ばれる父親たちでさえ、「うんちのオムツ以外だったら、何でもこなす自信はあるのだが…」と、告白することが多い。
だが、苦手を苦手のままにしておいて良いのだろうか?
物言えぬ乳幼児の頃はもちろん、その後の一生涯を通して便の様子を知ることは、健康においてとても重要なことだ。
便の状態をしっかり把握しよう
とりあえず、あかちゃんのうんちの色が発する危険信号ぐらいは知っておきたい。
乳児の頃の便は黄褐色や薄い茶色が一般的。まれに明るい緑色の便が出るあかちゃんもいる。緑色の便は、胆汁が酸化したことが原因で、便に胆汁が混ざることは正常なため問題ない。
白いツブツブが混ざる場合もあるが、それは母乳やミルクなどの含まれるカルシウムや脂肪なので気にしなくても良い。注意が必要なのは、白、薄い黄色、クリーム色、黒、赤などの便。
白っぽい色の便は胆汁が便に混ざっていなかったり、少なかったりすることが考えられ、肝臓の炎症や先天性の胆道のトラブルである疑いがある。白い便で嘔吐を伴う場合は、ロタウイルスなどに感染し胃腸炎をおこしている場合も考えられる。黒い便は、消化管などで出血して胃酸と混ざり黒いタール状の便となる。
赤い場合は、腸で出血している場合もあり、細菌性の腸炎にかかっている可能性もあり、白・黒・赤の便が出たら、すぐに小児科を受診しよう。
赤い便でも黄褐色や緑色の便の周りに赤い血のようなものが付着している場合は、便秘などで肛門が切れたりしていることが考えられるので、続かないようであれば心配はいらない。
このようにして、毎日子どもの「うんち」の状態を確かめるのは、とても大事な親の務めでもある。
もちろん便の状態だけでなく、普段の様子、そのときの様子も合わせて考えることが大事だ。子どもの健康のためには、「うんちオムツは苦手なんだ!」 なんて言っていられないのでは?
(文=編集部)