シリーズ「子どもの心と体の不思議のサイエンス!」第4回

赤ちゃんの胎動は「元気だよ!」というお母さんへのメッセージ

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胎動は生まれる前の赤ちゃんの準備体操(shutterstock.com)

 赤ちゃんは、妊娠10週未満を胎芽、妊娠10週以降を胎児と呼ぶ。赤ちゃんは、お母さんのお腹の中で、どのように成長していくのだろう? まずは駆け足で見てみよう。

 まず、妊娠第1月(妊娠~3週)は、タツノオトシゴのような形をしたエラや尾が現れ、消化器や循環器の分化が始まる。身長わずか約0.4㎝。

 妊娠第2月(妊娠4週~7週)は、尾やエラは消え、眼、耳、口が発生し、頭と胴が分かれる。身長約3㎝、2頭身になる。

 妊娠第3月(妊娠8週~11週)は、顔、内臓、外陰部ができる。皮膚は透明で、血管や内臓が透けて見える。身長約9㎝、体重約20g。妊娠3~8週は、脳のもとになる中枢神経系(神経板)をはじめ、循環器系、呼吸器系、消化器系の臓器が作られる大切な器官形成期だ。

妊娠16~19週で胎動が始まる

 妊娠第4月(妊娠12週~15週)は、胎児の頭がビンポン玉大になり、ふっくらとした顔立ちになる。産毛が生えた皮膚は赤く不透明。心拍動や筋肉活動が活発化する。身長約16㎝、体重約100g。中枢神経系(神経板)が神経管になり、大脳(海馬)、小脳、延髄、脊髄ができる。

 妊娠第5月(妊娠16週~19週)は、胎児の頭が鶏卵大になり、体の1/3を占める。皮膚は不透明で、全身に産毛が密集し、頭髪や爪が生える。胎動が始まる。身長約25cm、体重約250g。

 妊娠第6月(妊娠20週~23週)は、身体の均整がとれ、眉毛やまつげが生え、まぶたが分かれて目が開く。身長約30㎝、体重約600g。妊娠20週頃、思考、感覚、運動を司る大脳や神経細胞がさらに発達する。

 妊娠第7月(妊娠24週~27週)は、胎児の皮膚が紅色になり、しわができて老人のような外貌になる。男児の精巣は下降せず、女児は陰核や小陰唇が強く突出する。身長約35㎝、体重約1000g。

 妊娠第8月(妊娠28週~31週)は、筋肉と運動神経が発達し、胎動がさらに活発化。身長約40㎝、体重約1500g。妊娠30週頃、大脳が前頭葉、頭頂葉、側頭葉に分かれ、しわが増える。味覚や聴覚が完成し、外からの音に反応する。

 妊娠第9月(妊娠32週~35週)は、胎児が4頭身に。皮膚の紅色は薄くなり、皮下脂肪が増え、老人のような外貌はなくなる。顔や腹部の産毛は消え、毛髪や爪が伸び、性器が完成する。身長約45㎝、体重約2000g。

 妊娠第10月(妊娠36週~39週)は、頭が骨盤内へ下がる。免疫グロブリンが胎盤から胎児に移行する。身長約50㎝、体重約3000g。脳の基本的な仕組みは完成するが、神経細胞のネットワークは、まだ未発達だ。

お母さんが胎動を感じるずっと前から赤ちゃんは動いている!

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