連載「頭痛の秘密がここまで解き明かされてきた」第7回

スマホを手放せないあなたは「VDT症候群」? "強いエネルギー"ブルーライトの危険性!

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片頭痛のメカニズムは、まだ解明され尽くされてはいないshutterstock.com

 最近、長時間にわたりスマートフォンを使用したり、夜間に使用したことが原因だと考えられる、頭痛症状を訴える患者さんが増えています。まさに「スマホ中毒」ともいえるほど片時も手放さず、生活リズムに異常をきたしている方は、注意が必要です。

 臨床の場で、そのような頭痛の患者さんの話を聞くと、夜間にメールなどの受信し、着信音が枕元でピコピコと頻繁に鳴るため、充分な睡眠が取れていない方もいます。さらに良くないのは、暗い寝室の中で、強く光る画面を見ることです。

スマホ頭痛と光による生物時計のズレ

 ほ乳類をはじめとする生物は、「概日リズム」というペースメーカー(生物時計)を体内に持っています。生物時計の障害は、さまざまな精神的、身体的な異常の原因になります。深夜に起きて活動することでも生物時計のズレが生じます。よく経験するのは、飛行機を乗った時の時差ボケでしょう。

 生物時計にズレは、強い光刺激によっても生じます。スマートフォンの強い光を夜間に浴びることで生物時計のズレを起こし、身体異常を来すと考えられています。

 さらに、光刺激や光過敏は、片頭痛の重要な誘発因子でもあります。そのため、スマートフォンの画面から発せられる波長が短く強いエネルギーを持った「ブルーライト」と呼ばれる光は、片頭痛を誘発する原因になりえるのです。

 本誌の2015年5月19日に掲載した「新たな現代病『スマホ巻き肩』かも!?」の記事からも、スマホ操作をするときに陥りがちな姿勢を長時間続けることで、頭痛をきたす可能性があります。人間の頭部は体重の約10%、50kgの体重ならば5kgもあります。この重さを支えている肩の筋肉の長時間にわたる収縮によって筋緊張型頭痛を起こし、そこから片頭痛へと発展するのです。

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