「ハトムギ」は、近年使われるようになった成分ではない。中国では古くから滋養強壮のために食されたり、日本では江戸時代に薬用植物として病後や産後の体力回復に使われていた。最近は研究が進み、がんへの治療効果にも注目されている。すでに中国では、ハトムギを用いた抗がん剤が開発され、実際の治療に使われているという。
また、ハトムギは昔から「イボ取り」に効くことでも知られている。このことから、肌トラブル全般や、腫瘍の回復も期待できるといわれている。イボ取りのメカニズムは、いまだにはっきりと解明されてはいないが、ハトムギの種皮から得られるポリフェノールやアミノ酸の働きが関係しているといわれている。
肌の新陳代謝を活発にし、古い細胞を新しい細胞に生まれ変わる働きをサポートしてくれるハトムギ。 ハトムギ化粧水は「ただのプチプラコスメ」ではないことを、お分かりいただけただろうか。
(文=編集部)