梅雨時に大繁殖するカビを退治するための4つのポイントとは?

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カビが引き起こす病気に注意!shutterstock.com

 うっとおしい梅雨がやってきた。梅雨といえばカビの季節だ。カビは見た目に汚いだけでなく、さまざまな病気の原因になる。

 カビが引き起こす病気には、アスペルギルスが原因のアレルギー性気管支肺アスペルギルス症、トリコスポロンによる夏型過敏性肺炎、アルテルナリアによる気管支ぜんそくやアレルギー性鼻炎などがある。こうした病気を予防するには、カビを繁殖させないのがいちばんだ。

 カビには4つの繁殖条件がある。第1は湿度だ。目安は65%以上。これ以下の湿度でもカビは生きられるが、65%あたりから活発に増え出す。

 次に重要なのが温度で、20~28℃で活動がピークになる。まさに梅雨時の気温ではないか。実はこれより寒くても暑くてもカビは生きられる。その証拠に、冷蔵庫の中でカビの生えた食物を見かけたことがあるだろう。通常の寒さや暑さでは死なず単に眠っているだけで、適温の5~35℃になれば再び活発に増え始める。つまり家の中はいつでもカビが喜ぶ温度なのだ。

 3つ目の条件は栄養源。カビも生き物であることを忘れてはいけない。生きている以上食べ物は必須だ。埃、食べカス、アカなど有機物なら何でも大好物だ。塗料や接着剤を好むカビさえある。そして、最後の条件は酸素。これも地球上のどこにでもあるものだ。つまり、ツルツルのガラス面でもそこに埃がついていれば、今の季節、カビが繁殖するには事欠かないというわけだ。

カビの繁殖を防ぐ簡単な方法は、湿度の調整

 これら4つはカビが生きていくのに必須の条件だ。逆にいえば、どれか一つでもなくせば生きていられない。この中で人間がコントロールしやすいのは湿度だろう。

 湿度を下げるには換気が有効だ。しかし、梅雨時は窓を開けるとかえって外の湿った空気を取り込みかねない。そんな時はエアコンのドライ機能を利用しよう。除湿機を使ってもいい。

 この時盲点になるのが家具の裏側や押し入れの中だ。風が通りにくいので湿気がたまる。家具の後ろは壁から5㎝以上離し、押入れにはスノコを敷くなどして空気が流れるスペースをつくろう。

 洗濯物の部屋干しは、湿気発生装置になるからできるだけ避けたい。どうしても干さねばならない時は浴室に干そう。ただし換気扇を回すのを忘れないように。

水周りのカビには消毒用エタノールや漂白剤

 浴室はタイルの目地などが黒くなりがちだ。そんな時は薬局で「消毒用エタノール(消毒用アルコール)」を買い、乾いた雑巾を浸して目地を拭けばよい。アルコールは目に見えないカビの菌糸にも働きかけ、カビを根元から断ってくれる。

 これでカビは死ぬが、黒い色素が残る。カビの残骸を眺めながらでは、せっかくの入浴タイムが台無しだ。この色を消すには、アルコールで掃除後2~3時間以上あけてから、塩素系漂白剤で漂白する。

 しかし、ここまでやると大掃除になるので、普段は入浴後浴室を出る前に、スクイジーで壁や床の水を切るといい。これでかなりカビの発生が抑えられる。毎回掃除をするのは大変だが水切りだけなら手軽だ。

 アルコールは台所でも使える。まな板を乾かしてから表面にスプレーすれば、まな板を殺菌できる。「消毒用エタノール」は一家に1本、ぜひ備えたいスグレものだ。

 最後に忘れがちなのがエアコン。暑くなる前に一度エアコンの掃除をしよう。フィルターを外して埃を掃除機で吸い取り、水洗いする。そして吹き出し口の手前を水拭きする。さらにとっておきの裏技は暖房を入れることだ。カビは高温に弱いので高い確率で死滅する。

 これは夏の終わりにも使える手だ。冬の初めの暖房でカビをまき散らさないために、夏の最後にエアコン内部の水分を乾かしておくことをおすすめする。しばしの間暑いのを我慢すれば、以後当分の間はカビに悩まされずに済むはずだ。
(文=編集部)

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