鏡を見れば尽きない不安、中高年の悩みのネタは尽きない

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一度不安になると連鎖的に不安は広がる

 「昨夜は考え過ぎて全然寝られなかった」「明日の試験がドキドキして...」「子供の将来を考えると不安で...」などなど。私たちはさまざまな理由で不安を抱える。日中は仕事や勉強などでまぎらわせているが、夜、床に入って暗闇になるとどうしても不安な気持ちが頭をもたげてくるものだ。

 不安については、原因のはっきりしているものと、何となく不安というものがある。たとえば明日の試験、面接、試合、頼れるものがいなくなった状態での不安、将来の生活や家計に対する漠然とした不安など、さまざまな原因で私たちは眠れなくなるのだろう。

 こうした不安が高じると、ストレスとなって全身にのしかかってくる。現代病の原因はほとんどが、ストレス由来といわれるほどさまざまな形で身体にも影響を及ぼす。しかし、一般の内科などの3分間診療では、直接の原因がわからないと、医師の方でも「これはストレスですね」と言ってすませてしまうことも少なくない。そして、さまざまな不安症候群となって発現する。

 「旋毛不安症候群」。これは「つむじのあたりが薄くなってきたのではないか」という不安を伴う症候群で、中高年の多くの人に潜在化しているといわれている。中高年になれば、鏡を見るともはやこうした不安症候群の種は尽きない。さらに心身に痛みを発する不安もある。うつ病に近い、体からのイエローサインだ。

早めの受診で不安を解消して1日も早く元気に

 では、こうした不安を抱えたままで、いつまでも生活をしていいのだろうか。いつ頃病医院を受診すればいいのだろうか。もちろん通常は「こんな不安はみんな持っているものさ」ということで解決させているが、身体に異常が現れて日常生活に支障をきたすようではそうもいっていられない。あまり不安が長引くようであれば、精神科や心療内科などを受診するのがいいだろう。

 通常の「検査~診断~治療」という流れよりも、じっくりとあなたの話を聞いてくれる精神科や心療内科は、心の問題が身体に影響を与えるという前提で診療してくれる。不安の原因を一緒に探ってくれるはずだ。最近では薬剤療法も進み、精神科や心療内科のあるクリニックや診療所は増えてきているので、外来通院でも受診しやすい。

 精神科や心療内科を受診すると、医師はうつ病の治療と同様に抗不安薬や精神安定剤などを使ったり、不眠であれば軽い睡眠導入剤などを処方してくれる。睡眠薬の常用が依存症になるのではないかとまた不安になる人もいるが、最近の睡眠薬は従来に比べ依存性が少ないといわれている。ここのところ何か身体が不調だ、何となくもやもや不安を抱えているというときは、早めの受診で気分を切り替え、心身ともに健康になる方法を選択したほうがいいだろう。
(文=編集部)

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