「自殺者」の平均睡眠時間は5時間。「睡眠不足」が自殺を引き起こしてしまう!?

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「たかが睡眠不足」が恐ろしい結果を招く

 現代の日本では、長時間労働が当たり前になり、コンビニをはじめ24時開いている店も多く、夜型のライフスタイルが広まり、慢性的な睡眠不足に陥っている。1960年では8時間半近く眠っていた日本人は、最近は7時間半と1時間近く、睡眠時間が減った。特に日本の仕事をしている女性の睡眠時間の短さは世界の中でも群を抜いている。いまの日本人は慢性的な睡眠不足だ。

 国立精神・神経医療研究センターが睡眠不足の精神面への影響を調べる研究を行ったところ、わずか5日の睡眠不足で、不安と混乱が強まり、抑うつ感が強まることが判明した。研究対象となったのは健康成人男性である。ストレスもなく元気な人であっても、睡眠不足の場合、脳はうつ状態や強いストレスを受けた状態に近くなるのだ。

 そもそも睡眠の役割のひとつが、ストレスを取り除くことにある。睡眠は脳と心身の疲れを取り除き、成長ホルモンの分泌により組織を再生して、さらに記憶を整理して、マイナーな感情を消して、必要な情報をしまいこむ。睡眠が不足することにより、適切に記憶することができなくなり、マイナスな感情がたまっていく。

 実験の日数、5日間...と言えば、週の平日と同じ日数。「平日は睡眠不足でも週末に眠りを補えばいいだろう」と考えているかもしれない。しかし平日の5日間で脳はダメージを受けてしまう。しかも休日の寝だめは、体内リズムを狂わせて、時差ボケを引き起こし、月曜からの目覚めをつらいものにしてしまう。

 自殺者には精神疾患が多く見られるが、中でもうつ病は多い。睡眠不足によるうつが自殺の危険を高める。健康問題に起因すると思われる自殺者の約4割、自殺者全体の約2割がうつ病とされる。

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