お酒がやめられないのはどうして? アルコール依存の治療が難しい理由

この記事のキーワード : 
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

全国初の「飲酒量低減外来」がスタート

 アルコール依存症にも男女差があり、女性のほうが比較的短期間で依存症に発展しやすい。また、発症リスクの50~60%は遺伝要因だ。

 いずれにしても、アルコール依存症は意思の強さの次元ではなく、自力で治癒させることは難しい。深刻化している場合、迅速に専門医の診断を受けるべきだというのが専門家の意見だ。そんな時代の趨勢に呼応すべく今年1月、筑波大学との提携により北茨木市民病院附属家庭医療センター内に「飲酒量低減外来」が開設された。名称を敢えて「アルコール外来」とはせずに「飲酒量低減外来」とし、「断酒」ではなく「減酒」を掲げる。精神科以外では全国初の総合診療システムだ。

 依存者に限らず、その周囲も、こうしたアルコール依存症の治療サポートをうまく活用していくことが、問題解決への大きな一歩となるだろう。(文=編集部)

バナー1b.jpeg
HIVも予防できる 知っておくべき性感染症の検査と治療&予防法
世界的に増加する性感染症の実態 後編 あおぞらクリニック新橋院内田千秋院長

前編『コロナだけじゃない。世界中で毎年新たに3億7000万人超の性感染症』

毎年世界中で3億7000万人超の感染者があると言われる性感染症。しかも増加の傾向にある。性感染症専門のクリニックとしてその予防、検査、治療に取り組む内田千秋院長にお話を伺った。

nobiletin_amino_plus_bannar_300.jpg
Doctors marche アンダカシー
Doctors marche

あおぞらクリニック新橋院院長。1967年、大阪市…

内田千秋

(医)スターセルアライアンス スタークリニック …

竹島昌栄

ジャーナリスト、一般社団法人日本サプリメント協会…

後藤典子