座りすぎで死亡リスクが上昇する「14の病気」が判明! 2分間立つだけでも改善?

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対処法は「何度も立ち上がって歩き回る」

 Patel氏によれば、座位時間が長いと健康に悪影響を与える原因は明らかではないが、ソファで長時間過ごす人は間食が多いといった他の不健康な習慣がある可能性が考えられるという。

 また、以前の研究では座位時間が長いと中性脂肪や血糖、血圧、インスリンの値が上昇することが示されており、「これらによって座っている時間の長さと心疾患や肝疾患、腎疾患、がん、糖尿病、COPDなどによる死亡との関連を説明できるかもしれない」と同氏は付け加えている。

 ただし、自殺やパーキンソン病、アルツハイマー病、神経障害、筋骨格系障害による死亡リスクが上昇した理由は明確には分からないとしている。

 今回の報告を受け、専門家の一人で米イェール・グリフィン予防研究センターのDavid Katz氏は、「長時間座り続けることによる早期死亡リスクの上昇には、心疾患から自殺までさまざまな要因が関与している可能性が示された」と指摘。

 そして、「さらに研究を進める必要はあるが、その対処法は明確で、今すぐにでも取り組める簡単なこと。つまり、1日に何度も立ち上がって歩き回ることだ」とコメントしている。

 重要かつ簡単な予防法なので、あえて繰り返そう。いま座って、この記事を読んでいるあなた! まずは立ち上がって歩き回るべし!
(文=編集部)

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