今回の結果は目新しいものではない?
米ノースウェル・ヘルス、サンドラ・アトラス・バス肝疾患センターのDavid Bernstein氏は、先の研究結果に対して以下のようにコメントしている。
「これまでに計43万人以上を対象とした複数の大規模研究で、コーヒーを摂取すると、特に過食や飲酒の習慣がある人で肝硬変のリスクが有意に低減することが報告されており、今回の結果は目新しいものではない」
しかしBernstein氏は「Hu氏らの研究は、近年集積しつつあるコーヒー摂取が肝疾患の進行リスクの低減に有効とするエビデンスを支持するものだ」と付け加えている。
なお、学会発表された研究結果は、査読を受けて医学誌に掲載されるまでは予備的なものと見なす必要がある。
(文=編集部)