声優・水谷優子さん没後1年 乳がんで急逝する直前まで『ちびまる子ちゃん』のアフレコに

この記事のキーワード : 
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

まる子(役)は「はやいよバカ」と惜別を

 水谷さん最後の収録回放送を前にして、自身のブログ上で「さよならなんて言うわけがない また会えるもん」と想いを綴ったのはご存じ、まる子役のTARAKOさんだ。

 「お姉ちゃん」の書き出しでTARAKOさんは、昨年末(当時)に水谷さんと行なった忘年会の日の写真を掲載し、故人との惜別場面をこう綴った。

 「天使になった17日 可愛い寝顔に『はやいよバカ』って言ったらそばにいた泣き顔ハマジがやさしく『こら』」、そう叱られたと明かして、虚実を越えた姉妹愛で故人を偲んだ。

 TARAKOさんは、7月3日のお別れ会『壮行会「あえてよかった」』でも、こう呼びかけた。

 「水谷優子さんは皆さんの周りにいるんです! さよならは死んでも言わないよ」

 アニメ『ちびまる子ちゃん』は『サザエさん』と並び、ネット上で登場人物へのツッコミを入れまくりつつ鑑賞するのがお約束事の人気番組だ。

 とりわけ、さくらさきこの登場場面は、毎回、「さきこおおおおおおおお」「さきこ愛してるよ」、あるいは出番少な目の回でも「さきこの甘い声が聞けたから満足!」などの熱烈ラブコールが飛び交うほどの人気ぶり。

 しかも前掲の如く、2回分収録の最後の1本が『お姉ちゃんと写真大会に行く』と題し、相変わらず喧嘩しつつも、改めて「さきこ」と「ももこ」の間の姉妹愛を思い至らせた奇跡的な構成だったことで、そのOA当日は多くの涙と感動を誘った。

 声の記憶というのは不思議と消え去らないものだ。あれから1年、故人の演じた役柄のなかから好きな声色を想い出し、胸中で響かせてみるのも一つの偲び方かもしれない。
(文=編集部)

バナー1b.jpeg
HIVも予防できる 知っておくべき性感染症の検査と治療&予防法
世界的に増加する性感染症の実態 後編 あおぞらクリニック新橋院内田千秋院長

前編『コロナだけじゃない。世界中で毎年新たに3億7000万人超の性感染症』

毎年世界中で3億7000万人超の感染者があると言われる性感染症。しかも増加の傾向にある。性感染症専門のクリニックとしてその予防、検査、治療に取り組む内田千秋院長にお話を伺った。

nobiletin_amino_plus_bannar_300.jpg
Doctors marche アンダカシー
Doctors marche

あおぞらクリニック新橋院院長。1967年、大阪市…

内田千秋

(医)スターセルアライアンス スタークリニック …

竹島昌栄

ジャーナリスト、一般社団法人日本サプリメント協会…

後藤典子