野菜の好き嫌いを見れば「働き方」の違いがわかる!?(depositphotos.com)
フレッシュマン諸君の初々しさがランチ時のオフィス街に彩りを添えているかのような、この季節。先輩と後輩の会話も、まだどこかぎこちなさを覚えたりする。
そんな場面でぜひネタしてもらいたい、話題の研究調査を一つ紹介しておこう。
「野菜の好き嫌い」と「日本人の働き方」
これは各人の「野菜の好き嫌い」と、昨今なにかと話題にのぼる「日本人の働き方」の関係性についての設問である。右と左の相関を線で結び、正解を答えなさい。
●ジャガイモ嫌いの人は? ○エリート志向派
●タマネギ嫌いの人は? ○プライベート重視派
●ブロッコリー嫌いの人は? ○理想とのギャップ派(嫌々働いている!?)
正解というか、ある調査結果が導いた傾向は、そのまんま右→左へと線を引いた(上から順番どおりの)組み合わせだった。
これは大塚食品株式会社が、ボンカレーの食育活動の一環として行なっている「日本人と野菜ラボ」が先月末に公表した興味深い調査結果だ。
同活動のテーマは名称どおり、日本人の生活や性格と野菜の好き嫌いをさまざまな視点から分析していくというものだ。
上昇志向派と仕事嫌い派が嫌う野菜
第3弾となる今回の調査は、前述の如く「日本人の働き方」と「野菜の好き嫌い」の関係性に焦点を絞り、20歳以上の未婚男女を対象にインターネットリサーチを実施。2017年11月7日~10日までの期間で、調査サンプル数千名から実態を読み解いた。
まず、今日的な働き方の全体像(平均値)に迫るべく、回答者に「ワークバランス」と「勤務時間」の実態を問うた。結果、ワークバランスの現在(現状)は「仕事重視型」が約24%おり、「プライベート重視型」が約26%で前者を上回った。
さらに理想回答を問うと「仕事重視型」はわずか約4%に後退し、後者の「プライベート重視型」が約44%もおり、ワークバランスをめぐる成人男女の本音が浮かび上がった。
一方、実際の勤務時間については、「1日平均10時間働いている」と回答した層が約13%おり、その「1日10時間以上」を理想回答として選んだ成人男女はわずか2%に過ぎなかった。
さて、そんな全体像の把握からもう一歩踏み込んで、個別の野菜の好き/嫌いとの関連にまで迫ったのが、このボンカレー「日本人と野菜ラボ」調査のユニークさだ。
「(今回も)また面白い結果が出ました。今は国会で働き方改革法案が注目されていますが、日本人が実際どのように働いているのか、野菜の好き嫌いによっての差も表れています」(監修者である早稲田大学国際教養学部・池田清彦教授の談話)