「こんな男性ドライバーはイヤだ」のワースト3は?(depositphotos.com)
自らもハンドルを握る「女性ドライバー」の方々に答えていただこう。
それが初回のデート相手であれ、仕事上で助手席に乗り合わせた同僚であれ、「ハンドルを握る男性のこんな面がイヤだ」という点は何だろう?
そして、実際あなたと同じ女性ドライバー1000人に訊いたら、ワースト回答の1位・2位・3位は、どのような順番になると思うだろうか? 下記の3点を想う順番に並び替えてみてみよう。
①渋滞でイライラ(している)
②運転が荒い
③クルマの中がゴミだらけ
私見であれば、上記の順位も人それぞれ。あるいはランク外の「タバコを何本も吸う」「周りのクルマに文句を言う」「道を譲ってもらってもお礼しない」の回答を選ぶ方もいるだろう。
では、実際はどうだったか? 3月にホンダアクセスが公表した女性ドライバー1000人への調査「こんな男性ドライバーはイヤだ」では、上記の項目がワースト3に選ばれ、実は前掲の順番どおりの結果となった。
ときめきは不得手の証し
その嫌悪の順位を比率で示せば、①61.4%、②60.3%、③58.1%――。次点の「重度な喫煙」は53.5%だった。
身だしなみや何事にも清潔感を重視する女性は少なくないが(もちろん、そいう男性もいるが)、コトが運転にまつわる人間観察となれば、それを差し置いても「イライラ」や「荒さ」のほうが目につくようだ。
初デートゆえの遠慮心だったり、仕事仲間への気配りから、澄ました表情で戸外の景色を追っているようでも、そこは女性特有の眼力が一瞬垣間見える相手男性の秘めた人間性を見逃してはいない証しだろう。
東名高速上で夫婦2人が死亡した、例の悪質案件(昨年6月)以降、ドライブレコーダーの爆売れ現象まで呼んだ「あおり運転」に関しては論外扱いなのか、今回の調査回答の選択肢にも見られない。
逆に「男性ドライバーにドッキとしてしまう仕草」については、1位の「車庫入れの時、一発で定位置に停める」が39.5%、2位の「歩行者や他の車に道を譲る」が37.1%、3位の「ブレーキを踏んだ時、助手席に手を差し出して守ってくれる」が27.2%の支持を得た。
ちなみに、昔からよく例に挙げられる「クルマをバックさせるとき、助手席に手を回す」という男性の仕草に関しては第6位(17.8%)だった。
なぜ、敢えて「ドッキとしてしまう」内訳まで紹介したのか――。第一に、今回の調査が女性の視線/観点だけを問うていて、男性側から見た女性ドライバーの「嫌な面」が知りえないからである。
ところが、である。実に面白いのは「ドッキと」回答の1位・2位の内容にこそ(いや、3位も含めるべきか?)、そのまんま、女性陣が通常苦手とされている運転技術の一面が鏡映しされている点だ。