カーリングや将棋で注目の「おやつタイム」は脳の働き方改革か?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

おやつは「間食」から「補食」へ

 おやつといえば、つい手がとまらないため「負の間食」「子どもに与え過ぎ注意」「ダイエットの天敵」など、警鐘を鳴らされてきた。

 カーリング女子選手の「笑顔の7分間」にかぎらず、日常の社内や集会場、学校での部活動、いかつい印象の工事現場でさえ、「おやつの時間です」の一言で差し出される和み効果は誰もがよく知るところ。

 ちなみに「おやつ」を英語にすると「snack」。おやつの語源は、1日2食の江戸時代、労働者が八つ時(14~16時頃)に空腹対策を兼ねて栄養補給で軽食を口にしたのが始まりとされている。

 それが1日3食に変化しても、高度情報社会を生きる現代人の場合、始終、脳はフル回転を余儀なくされ、お腹も空けば脳も疲れる。

 旧来「女子好み」視されてきたおやつ類を「間食」→「補食」と捉え直し、ドライフルーツで即効のブドウ糖補給を目論んだり、バナナやフルーツゼリーを職場に持ち込む男性社員ももはや珍しくない。

 事実、会議の際、おやつを持った皿をテーブルの中央に置いた場合、参加者がそれぞれ同じ場所に/同じ距離感で手を伸ばすことから生まれる心理的な効果は侮れない、という専門家の知見もある。

 このところ「働き方改革」を声高に連呼する政府だが、もしかしたらカーリングの「おやつタイム」に潜む和みや笑顔、集中力アップや体力温存効果に注目してみるのも一考かもしれない。
(文=編集部)

バナー1b.jpeg
HIVも予防できる 知っておくべき性感染症の検査と治療&予防法
世界的に増加する性感染症の実態 後編 あおぞらクリニック新橋院内田千秋院長

前編『コロナだけじゃない。世界中で毎年新たに3億7000万人超の性感染症』

毎年世界中で3億7000万人超の感染者があると言われる性感染症。しかも増加の傾向にある。性感染症専門のクリニックとしてその予防、検査、治療に取り組む内田千秋院長にお話を伺った。

nobiletin_amino_plus_bannar_300.jpg
Doctors marche アンダカシー
Doctors marche

あおぞらクリニック新橋院院長。1967年、大阪市…

内田千秋

(医)スターセルアライアンス スタークリニック …

竹島昌栄

ジャーナリスト、一般社団法人日本サプリメント協会…

後藤典子