「奇跡の40代」のメイクのポイントは?(depositphotos.com)
2016年の大ヒットドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)の全11話が、今年の大晦日と正月に一挙放送されます。このドラマで「アラフィフなのにかわいい」と人気が再燃したのが石田ゆり子。
今年11月に発表された『第2回 女性が選ぶ理想の<オトナ女子>』(調査機関:オリコン・モニターリサーチ)では、昨年の圏外から堂々の1位を獲得しました。
柔らかい雰囲気のあるオトナの女性といえば、石田ゆり子のほかにも、永作博美、原田知世、吉田洋……。ここ数年「奇跡の40代」とされる有名人は、歳を重ねるほどに人気が上昇している人ばかり。
原田知世に至っては、50代に突入したにも関わらず、世間から聞こえる声は一様に「可愛い」……。そういえば、ミュージシャンのYUKIや森高千里もアラフィフだけど、「痛い印象」は皆無といっていいほど愛らしさに溢れていると思いませんか?
「これってなぜ?」「世間の40代もそう?」「いやいや全く違うでしょ……」などなど、読者からさまざまな声が聞こえてきそうですが、実際のところ、ここ10年ほどで40~50代女性のロングヘア率がグッと上がったというデータもあるほど、女性の美容意識が高まっているのは事実です。
アンチエイジング系コスメやスキンケアの進化、カリスマ美容師の出現もあり、<オトナ女子>がきれいになる術は、十分に整っているといえそうです。
「もしかしたら、私も永作ちゃんになれるかも?」「石田ゆり子も夢じゃない♪」と期待することは、じつは非現実的でもありません。でも、鏡の前の私は、シワや白髪が気になるお疲れ顔……。
では、「いつまでも若々しい<オトナ女子>」は、いったい何が違うのでしょうか?
「美人顔」を追い求めるより「癒し顔」を目指すのがカギ
今どきのアラフィフ女性は、あのバブル時代の恩恵を受けている人たち。『Story』や『GLOW』『HERS』などのファッション誌の購買率が高く、自分磨きに余念がない世代です。
「きれいに見える=派手な印象」という方程式を未だ追い求める人も少なくありませんが、<大人女性>は、この方程式を大昔に卒業している人たちばかりです。
「奇跡の40代」と呼ばれる人たちの特徴は、「ナチュラル感」のさじ加減が上手いこと。「派手さ」より「癒し感」のあるメイクで、無理な若作りもせず、といって清潔感とほんの少しの色気を上手にミックスする、絶妙な<大人のナチュラル>を体現できているのです。