「大豆イソフラボン」は更年期障害の救世主? 実は日本人女性の3人に2人は効果なし!

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更年期障害をチェックしよう!

 さて、心配な更年期障害の症状を自己チェックしてみよう。以下の設問は2017年11月13日放送のNHK『あさイチ』で紹介され話題になったものだ。各項目の設問に「強」「中」「弱」「なし」で回答し、その点数を合計する。

●顔がほてる
 強(10点)/中(6点)/弱(3点)/なし(0点)
●汗をかきやすい
 強(10点)/中(6点)/弱(3点)/なし(0点)
●腰や手足が冷えやすい
 強(14点)/中(9点)/弱(5点)/なし(0点)
●息切れ、動悸がする
 強(12点)/中(8点)/弱(4点)/なし(0点)
●寝つきが悪い、または眠りが浅い
 強(14点)/中(9点)/弱(5点)/なし(0点)
●怒りやすく、すぐイライラする
 強(12点)/中(8点)/弱(4点)/なし(0点)
●くよくよしたり、憂うつになることがある
 強(7点)/中(5点)/弱(3点)/なし(0点)
●頭痛、めまい、吐き気がよくある
 強(7点)/中(5点)/弱(3点)/なし(0点)
●疲れやすい:
 強(7点)/中(4点)/弱(2点)/なし(0点)
●肩こり、頭痛、手足の痛みがある
 強(7点)/中(5点)/弱(3点)/なし(0点)

 合計点数の評価は、以下の通りだ。

▶︎ 0~25点:上手に更年期を過ごしているので、現在の生活態度を続けよう。
▶︎26~50点:食事や運動などに注意を払い、生活様式などにも無理をしないようにしよう。
▶︎51~65点:医師の診察を受け、生活指導、カウンセリング、薬物療法を受けよう。
▶︎66~80点:長期間(半年以上)の計画的な治療が必要になるだろう。
▶︎81~100点:各科の精密検査を受け、更年期障害のみである場合は、専門医での長期的な対応が必要だろう。

 ただし、この評価は、あくまでも目安なので、ひとつでも気になる症状があれば婦人科を受診してほしい。ちなみに、更年期障害の治療法には、ホルモン補充療法( HRT)、漢方薬による治療法、ホルモン補充療法と漢方薬を併用する治療法がある。

 大豆イソフラボンと腸内細菌のコラボが育むエクオールの神秘――。悩ましい更年期障害から女性たちを解放する終生の救世主になれるだろうか?
(文=編集部)

*参考:NHK『あさイチ』2017年11月13日/内閣府食品安全委員会「大豆及び大豆イソフラボンに関するQ&A」/厚生労働省ホームページ

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