ハリウッド女優や有名モデルも「毎日髪を洗わない」と公言
調査会社のユーロモニター・インターナショナルは、世界16カ国の15歳から65歳までを対象に、シャワーを浴びる習慣の統計をとっている。その結果、1週間にシャワーを5~7回浴びて、シャンプーで2~4回洗髪してするのが「世界標準」だとわかった。
日本人によく見られる「シャワーを浴びるたびに髪を洗う」という習慣は、世界の中ではかなり珍しい。欧米では洗い過ぎが髪や皮膚を傷めると考えられているようで、「美しい髪を保つために毎日髪を洗わない」と公言しているハリウッド女優や有名モデルもいる。
ちなみに、過去のヘルスプレスの「ここがヘン!?日本人の衛生感覚〜世界一清潔なトイレにスマホを持ちこむ不潔」の記事で紹介したように、スマートフォンや携帯電話の表面には、便器の18倍もの細菌が付着しているというイギリスの研究報告がある。
衛生という観点では、食器に残った洗剤の成分や洗髪の回数よりも、今、自分が使っているスマートフォン・携帯電話を気にしたほうがいいのかもしれない。
(文=森真希)
森真希(もり・まき)
医療・教育ジャーナリスト。大学卒業後、出版社に21年間勤務し、月刊誌編集者として医療・健康・教育の分野で多岐にわたって取材を行う。2015年に独立し、同テーマで執筆活動と情報発信を続けている。