受動喫煙で日本人の肺がんリスクは約1.3倍に
ここに書くまでもないことだが、喘息もCOPDも「喫煙」によって症状が悪化する。
「2017年全国たばこ喫煙者率調査」によれば、日本の成人男性の喫煙率は減少し続けているが、諸外国と比べると高い状況にあり、約1400万人が喫煙していると推定されている。また、成人女性の平均喫煙率は9.0%。喫煙率が最も高い年代は40歳代で、13.7%だった。
タバコのダメージは、喫煙者本人だけが受けるのではない。タバコから出る煙や喫煙者が吐き出した煙を周囲の人が吸い込む「受動喫煙」で、日本人の肺がんリスクは約1.3倍になっていると国立がん研究センターは発表している。
今年の24時間テレビのテーマは「告白」。羽生選手の「告白」で、喘息やCOPDが注目されて、その認知が進むことを期待したい。
(文=編集部)