バファリンの「やさしさ」の正体とは? コーヒーとの飲み合わせで副作用が起きる?

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バファリンの「やさしさ」に注意? コーヒーで頭痛・不眠・動悸などの副作用が……の画像1

「バファリン」は、コピー文にこそ「特徴やアイデンティティ(存在理由)」が集約されている(画像はライオンのHPより)

 「〇〇〇〇〇の半分はやさしさで出来ています」――。これは有名なCMのキャッチコピーだが、この「〇〇〇〇〇」の部分に入る商品名は何?

 正解は「バファリン(Bufferin)」(ライオン)。今回は「不正解」あるいは「無回答」、しかも、その上で同剤を服用している方々にこそ熟読してほしい、クスリ雑学だ。

 近年のコンピュータ社会おいては、「バッファ」といえば「データを一時的に記憶する場所」のことをいうが、バファリンをめぐる今回の内容も、ぜひ「永久保存」で憶えておいてほしい。

 まずは冒頭の謳い文句であるが、実はこのコピー文にこそ、「バファリンの特徴やアイデンティティ(存在理由)」が集約されているとも言い切れる。

 商品名は、「緩和するもの」を意味する「Buffer」と、「アセチルサリチル酸」の一般名をもつ「Aspirin」を組み合わせて付けられた造語。要は「胃にやさしいアセチルサリチル酸」という特徴こそがバファリンの個性にして最大の売り部分だ。

薬の道はギリシャに続く

 たとえば、同商品群の代表格にして最古参「バファリンA」錠の成分は下記の2種類だが、それぞれの特性を知れば、同薬の素性がわかりやすい。

①アセチルサリチル酸(アスピリン):起源は古代ギリシャ時代まで遡れるという解熱鎮静成分。頭痛。歯痛を筆頭に「痛み全般」に作用し、熱を下げるのに効く。

②合成ヒドロタルサイト(ダイバッファーHT):胃の粘膜を保護し、アスピリンを素早く溶かす作用で吸収を助け、その副作用(胃腸障害)を緩和する。

 つまり、アスピリン単体の「解熱剤」と較べ、①を緩衝制酸剤で包み込んで「胃の負担」がかからないようにした点こそが、最大の売り文句というわけだ。

 しかし「半分はやさしさで出来ています」とは謳っているものの、実際の質量比はアスピリンが、およそ4分の3を占めている。

 バファリンの歴史は、1948(昭和23)年の米国生まれというから、日本でいうところの「団塊の世代」と同級生的存在――。

 当時10歳の美空ひばりと同年デビュー、その年の3月には第1回NHKのど自慢も始まっている。沢田研二(歌手)・鈴木宗男(政治家)・糸井重里(コピーライター)等々、バファリンと同級生の著名人は各界に数多存在する。

 バファリンが日本に上陸したのは、アニメ『鉄腕アトム』のテレビ放映が始まり、ケネディ大統領が暗殺された1963年(昭和38年)のこと。

 すでに50年を越える在日歴をもち、旅客機内や公共施設での常備例も多いロングセラー商品だ。そんな日本ほどの有力製品ではなくなったものの、本国アメリカでも「OTC医薬品」=処方箋いらずで薬局にて買える(over the counter)一般用医薬品として服用されている。

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