シリーズ「AIと医療イノベーション」第18回

居眠り運転での交通事故は47%!「人工知能」が眠気を検知して「眠くならない車内」に

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漫然運転も過労運転も、居眠りが最大の原因!

 眠気制御システムは、減らない居眠り運転対策の吉報だが、この悲惨なデータは悩ましい。

 警察庁「平成27年における交通事故の発生状況 」によると、「安全不確認(15万5446件)」「脇見運転(8万5601件)」「動静不注視(5万9044件)」「漫然運転(4万2103件)」「過労運転(503件)」となっている。

 法律上、居眠りが原因になるのは、漫然運転(疲労や眠気が原因でぼんやりした状態の運転)であり、過労運転だ。漫然運転は、安全運転義務違反なので、違反点数は2点。一方、過労運転の発生数は多くないが、事故れば重大だ。

 過労運転は、道路交通法に規定がある。「何人も、過労、病気、薬物の影響その他の理由により、正常な運転ができないおそれがある状態で車両等を運転してはならない。」(道路交通法第66条第1項)。違反点数は25点と高い。

 居眠りの程度や原因によって、漫然運転か過労運転か、判断は分かれるが、居眠り運転がどれほど危険な事態(自損事故、人身事故)を招くかは言うまでもない。

 何はさておき、よく眠ろう。AIに眠気予測してもらうのもいいが、我が身や家族の安全、社会の安全は、セルフ・コントロールしたい。それだけが、ドライバーの最低限の流儀(モラル)だから。
(文=佐藤博)


佐藤博(さとう・ひろし)
大阪生まれ・育ちのジャーナリスト、プランナー、コピーライター、ルポライター、コラムニスト、翻訳者。同志社大学法学部法律学科卒業後、広告エージェンシー、広告企画プロダクションに勤務。1983年にダジュール・コーポレーションを設立。マーケティング・広告・出版・編集・広報に軸足をおき、起業家、経営者、各界の著名人、市井の市民をインタビューしながら、全国で取材活動中。医療従事者、セラピストなどの取材、エビデンスに基づいたデータ・学術論文の調査・研究・翻訳にも積極的に携わっている。

シリーズ「AIと医療イノベーション」バックナンバー

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インタビュー「睡眠障害治療の最前線」後編:筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構・佐藤誠教授

前編『『人間の「脳」は7時間程度の睡眠が必要! 本当のショートスリーパーは100人に1人程度!?』』

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