「精液検査をしたことがある」が95%、「排卵日を指定されても前向きに考える」が89%
さて、悩み苦しむのは女性だけではない。「妊活応援なび」を運営する株式会社サンワードメディア (東京都港区)は不妊治療を受けている女性のパートナー(20歳代~40歳代の妊活中の男性)63人を対象にアンケート調査を行なった。
調査の結果、「精液検査をしたことがある」が95%、そのうちの81%は「検査を受けることに抵抗はなかった」と回答した。
精液検査は、精子濃度、精子の運動率、奇形率、ウイルス感染の有無などを調べることができる。 精液検査をした理由は、「男にできることはこれしかない」「むしろ正常なのか知るいい機会だ」「原因は双方に可能性がある」など。
一方、精液検査に抵抗がある理由は、「自分に問題ないと思っていた」「悪い結果がでたらどうしようと考えた」など。
また、パートナーから排卵日に合わせ性交の日を指定されたことがあるかについては、「指定されても前向きに考える」が89%、「嫌悪感を感じる」が11%だった。
前向きに考える理由は、「よく調べてくれて助かった」「努力せずに授かるとは思えない」「子どものためなら構わない」「妻だけの問題ではないので力を合わせたい」「タイミングを逃すべきではない」と回答。
一方、嫌悪感を感じる理由は、「プレッシャーそのもの、 義務に近い」「緊張してできなかった」「事務的に感じ、 良いコンディションを作るのが困難」と回答。
さらに、体外受精に対して抵抗はあるかについては、「抵抗はない」75%だった。抵抗がない理由は、「金銭的・精神的・身体的な不安はあるものの、できる命は同じだと思う」と回答。抵抗がある理由は、「できれば自然に」「子どもに悪影響があるのでは」「子どもが不妊で悩まないだろうか」と回答した。
いかがだろう。赤ちゃんが欲しい! その切実な気持ちは、男も女も同じ。未知・未経験の世界に不安を抱くのは自然だ。不妊手術や体外受精についての正しい情報を知り、冷静に行動することが賢明だろう。 なお、妊活に関心があれば、「妊活応援なび」も参照して欲しい。
(文=編集部)