あなたの健康は<足>が左右する①

「足」トラブルがあなたの健康寿命を縮める!? 健康と足の密接な関係とは?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
22971918.jpg

「足」トラブルが健康寿命を縮める!?(depositphotos.com)

 あなたは「足」にどれだけ注意を払って生活しているだろうか? 実はヒトの健康を大きく左右するのが「足」である。

 ところが、足は<冷遇>されている――。

 こう言うのは、下北沢病院(東京都)の菊池守院長。同院は2016年、日本初の「足の総合病院」として再スタートを切った。

 欧米諸国では古くから足に対する健康意識が高く、「ポダイアトリー(足病学)」が発展してきた。その優れた点を取り入れ、診断から治療、手術、リハビリや栄養指導まで<足の健康>をトータルでサポートするのが下北沢病院の特徴だ。

 菊池院長は「足のちょっとした痛みやトラブルは、日常の行動を控えさせ、生活の意欲にまで悪影響を及ぼす。ところが、多くの人はあまり足に関心を向けていない」と指摘する。

 では、足の健康が体全体の健康にどう影響を及ぼすのだろうか?

 「大きな影響は、足の変形や筋力の低下、関節の硬化などが進み、サルコペニアを招くことです。サルコペニアは高齢者のイメージですが、中高年から意識して予防することが大切です」
 *サルコペニア:筋肉の減少による「加齢性体力低下症」とも呼ばれる。加齢によって骨格筋量が減少して筋力が低下し、身体機能も衰える。活動量が落ちることで生活習慣病になるリスクを上昇させる。

フットケア先進国では<足のことは足病医>

 足のトラブルは、タコや巻き爪、皮膚の角質の変化、足のシビレに始まることが多い。

 「タコや角質の変化などが起きるのは、不自然な<負荷>が足にかかっているからです。<できたタコがカラダを守っている>というイメージは誤り。靴や歩き方に何らかの問題があると考えられます」(菊池院長)

 日本人の多くは「足のトラブルは病気ではない」という認識だ。ところが、日常を靴で過ごす欧米では、足の病気や異常に対する医療が古くから整備されている。

 米ジョージタウン大学創傷治療センターでフットケアを学んだ菊池院長は、アメリカのフットケア事情をこう話す。

 「アメリカでは、足専門の<足病医>の地位が確立し、日本の歯科医院のように多くの足病医のクリニックが点在します。足の創傷を治すには、足の構造などの専門的な知識がなければならない。<歯のことは歯医者>と同じように、フットケア先進国のアメリカでは、<足のことは足病医>という意識が一般的に定着しているのです」

 それほど欧米では、足の健康に関心が高いのだ。

若いうちのEDは動脈硬化注意のサイン~不妊の原因の半分は男性である!
インタビュー「目指せフサフサピンピン!男性専門クリニック」第3回・メンズヘルスクリニック東京・小林一広院長

テストステロン(男性ホルモン)の存在に着眼し、AGA(男性型脱毛症)治療、男性皮膚治療、男性更年期、前立腺がんのサポート、男性不妊など、男性の外見や内面の健康に関わる様々な治療を独自の視点から行うメンズヘルスクリニック東京(東京・丸ノ内)の小林一広院長。第3回目は「男性妊活・男性力」について。
第1回AGA治療はコスパが重要~薄毛の悩みを抱える人は1200万人
第2回男性6人に1人が「隠れ更年期障害」! 更年期障害は女性だけの病気じゃない!!

精神保健福祉士。フリージャーナリスト。1977年…

里中高志

滋賀医科大学社会医学講座(法医学)教授、京都府立…

一杉正仁

大阪市内のクリニック勤務。1987年 産業医科大…

吉田尚弘