がんは遺伝的変異別に治療する時代「免疫チェックポイント阻害剤」で世界の薬品会社が開発競争

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国内で開発が進んでいる「免疫チェックポイント阻害剤」は3種類7薬剤

 2011年3月、FDAがヤーボイ(イピリムマブ)を悪性黒色腫の治療薬として初承認して6年余り。2013年9月、京都大学医学研究科の本庶佑(ほんじょ・たすく)客員教授らが、免疫のブレーキとして働く「PD-1」による自己免疫疾患の抑制機構を発見してから、わずか4年足らず。

 2017年5月30日現在、国内で開発が進んでいる免疫チェックポイント阻害剤は、「抗CTLA-4抗体(ヤーボイ、トレメリルマブ)」「抗PD-1抗体(オプジーボ、キイトルーダ)」「抗PD-L1抗体(アテロリズザム、デュルバルバム、アベルマブ)」の3種類7薬剤だ。

 「ヤーボイ」「オプジーボ」「キイトルーダ」の3薬剤は、厚生労働省の承認済みだが、「トレメリルマブ」と「抗PD-L1抗体」の4薬剤は未承認だ。

 ヤーボイ、オプジーボ、キイトルーダの大躍進は、がんという暗黒大陸の牙城を揺り崩している。その安全性・有効性・経済性のアドバンテージが高まれば高まるほど、がんと苦闘する夥しい患者らに勇気を与える。幼気な子どもたちの命が救済され、笑顔が取り戻せるにちがいない。

*参考文献:「メディカル・サイエンス・ダイジェスト」Vol. 41, Aug. 2015、「実験医学」Vol. 33, Sep. 2015、「医学のあゆみ」Vol. 256, No. 7, Feb. 2016 ほか
(文=編集部)

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