飲酒は<心のリズム>も左右!? <ビール祭り>で判明した酒と不整脈の関係とは?

この記事のキーワード : 
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ホリデー・ハートの子守歌

 Fonarow氏は「アルコール消費が不整脈の可能性を高める可能性がある――それ自体は過去にも十分証明されているし、その現象を称して<ホリデー・ハート症候群>という呼び名もあるくらいだから驚くには値しない」と説明した。

 ところが、Sinner氏ら研究陣は誇りを持ちながら、こう弁明している。「アルコールが直ちに心調律に影響する点が示唆されたのは初。そもそも参加者が実際に飲んでいる現場で、心調律と飲酒の影響関係を調べた今回の研究自体が初めての試みである」。

 彼らの導き出した計算では、血中アルコール濃度1g/kg毎に不整脈が75%上昇したという。

 飲酒パターンとしては一滴も飲んでいない者から血中アルコール濃度3g/kgまでバラつきがみられ、後者の数値に達するためには「ビール約6~10リットルの飲酒が必要である」との推定がくだされた。

 今回の成果に関して留意すべきは、ボランティア参加者各自に「元来、未診断の心疾患があったか(なかったか」を事前調査していないという点である。

 が、前出・Fonarow氏も今回の研究で認められた心臓の不規則性については「軽度で一時的であり、持続的なものではない」と、とりわけ深刻に捉える必要はないという点では同意している。

 また、不整脈リスクを引き起こす可能性の生じるアルコールの正確な量に関しては、「特定することは困難である」という見解でもSinner氏らとFonarow氏は一致している。

 「不整脈を引き起こすのに必要なアルコール消費の正確な量というのは、個人によって異なる可能性が高い」(Fonarow氏)という。

 アレッ、それはどこかで最近読んだような……つまりは前説の内容と同じような「個人差」の問題なのか。とにかく短期間・短時間での大量飲酒は厳禁、何事も「ほどほど」に味わいながら楽しく飲むのがよろしいようで。
(文=編集部)

胃の不快感の多くは実は「機能性ディスペプシア」という病気
日本初の『胃弱外来』開設」後編:巣鴨駅前胃腸内科クリニック・神谷雄介院長

前編『大病院を転々した末にたどり着く「胃弱外来」 初診から約1カ月で8割の患者の症状が改善』

胃痛やもたれ、むかつきなどの症状があっても、検査の結果異常がないと診断され悩みを抱える患者さんが少なくない。こうした胃の悩みを抱える人たちのために開設したのが胃弱外来。患者さんの多くは新しく認知された『機能性ディスペプシア』や『胃食道逆流炎症』などの疾患だ。その具体的な治療法について話を伺った。

Doctors marche アンダカシー
Doctors marche

くにたち駅前眼科クリニック院長。1986年、東京…

高橋現一郎

近畿大学理工学部生命科学科ゲノム情報神経学准教授…

西郷和真

フィットネスアドバイザー。JT東京男子バレーボー…

村上勇