春になると発症する思春期の「起立性調節障害」とは?朝起きられない、立っていると気分が悪くなる

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交感神経が働かず、循環血液量が減少!血圧が低下し頻脈と脳貧血に陥る

 なぜ起立性調節障害は、思春期に起こりやすいのだろう?

 人が起立すると、血液は重力のために下半身に移動するので、血液の重力によって動脈と静脈の血管腔が拡張し、下半身に血液が貯留するため、心臓に還る循環血液量が減少し、血圧が低下する。だが、健常者なら、交感神経からノルアドレナリンが分泌され、動脈と静脈の血管腔が収縮するため、心臓に還る循環血液量が維持され、血圧は低下しない。

 一方、起立性調節障害は、起立直後に活発化する交感神経が作動せず、心臓に還る循環血液量が減少し、血圧が低下したままの状態になる。その結果、心臓は血圧を維持するために心拍数を増加させて頻脈を起し、脳の血液循環が悪化するため、脳貧血(失神前状態)に陥る。

 このように起立性調節障害は、思春期に特有の自律神経機能の失調障害だ。感受性が強く、ストレスに過敏な思春期は、子供から大人へ心身が急変するので、心身のバランスが乱れやすい。教師や学校への不信感、学校でのいじめ、友人との葛藤、部活動の顧問との軋轢、家庭問題のトラブル、受験・進学の悩み、性の悩みなども追い打ちをかける。

 起立性調節障害は、交感神経が高まる午前中に症状が悪化しやすく、温暖になって血管が開き、血圧調節が難しい春に多発しやすいことも特徴だ。

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ひとくちに睡眠障害といっても、さまざまな症状がある。1990年代後半から脳内に眠気を誘う「睡眠物質」を探す研究にスポットライトが当たり、2018年からは睡眠の質と量を決める遺伝子の解析も進められている。今回は睡眠障害について、筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構の佐藤誠教授に話しを聞いた。

Doctors marche アンダカシー
Doctors marche

精神保健福祉士。フリージャーナリスト。1977年…

里中高志

医療法人社団 三喜会 理事長、鶴巻温泉病院院長。…

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