春になると発症する思春期の「起立性調節障害」とは?朝起きられない、立っていると気分が悪くなる

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交感神経が働かず、循環血液量が減少!血圧が低下し頻脈と脳貧血に陥る

 なぜ起立性調節障害は、思春期に起こりやすいのだろう?

 人が起立すると、血液は重力のために下半身に移動するので、血液の重力によって動脈と静脈の血管腔が拡張し、下半身に血液が貯留するため、心臓に還る循環血液量が減少し、血圧が低下する。だが、健常者なら、交感神経からノルアドレナリンが分泌され、動脈と静脈の血管腔が収縮するため、心臓に還る循環血液量が維持され、血圧は低下しない。

 一方、起立性調節障害は、起立直後に活発化する交感神経が作動せず、心臓に還る循環血液量が減少し、血圧が低下したままの状態になる。その結果、心臓は血圧を維持するために心拍数を増加させて頻脈を起し、脳の血液循環が悪化するため、脳貧血(失神前状態)に陥る。

 このように起立性調節障害は、思春期に特有の自律神経機能の失調障害だ。感受性が強く、ストレスに過敏な思春期は、子供から大人へ心身が急変するので、心身のバランスが乱れやすい。教師や学校への不信感、学校でのいじめ、友人との葛藤、部活動の顧問との軋轢、家庭問題のトラブル、受験・進学の悩み、性の悩みなども追い打ちをかける。

 起立性調節障害は、交感神経が高まる午前中に症状が悪化しやすく、温暖になって血管が開き、血圧調節が難しい春に多発しやすいことも特徴だ。

トップアスリートは実はインソールを愛用していた!パフォーマンス向上に貢献
インタビュー「インソールで健康増進&機能アップ」第3回 日本フットケアサービス㈱代表取締役社長 大平吉夫

足の形は普段履いている靴や生活習慣の影響を受けるが、顔と同じように、生まれつき決まっている部分も大きい。一人ひとりで異なる足の個性に合わせて靴を選び、インソール(靴の中敷き)を使うことで、日常生活を支障なく過ごせるだけでなく、自分の能力を最大限に発揮させることができそうだ。人の目にさらされる機会がほとんどない、地味な存在のインソールだが、実に多様な機能を発揮しているようだ。義肢装具士の大平吉夫さんに詳しく聞いた。
第1回「インソールで体調が改善、疲れにくく生活が楽になる!運動も楽しめる!」
第2回「外反母趾や足裏のつらい痛みに「ゆったり靴」はNG!自分の足の個性に合う靴選びを」

Doctors marche アンダカシー
Doctors marche

理学療法士。日本で数年勤務した後、豪・Curti…

三木貴弘

神戸市垂水区 名谷病院 内科勤務。1987年 産…

吉田尚弘

小笠原記念札幌病院腎臓内科。日本中毒学会認定クリ…

横山隆