「ポケモンGO」死亡事故で実刑判決! ドライバーに「ながら運転は危険」の認識ナシ

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「ポケモンGO」の死亡事故で実刑判決!「ながら運転は危険」という認識のないドラーバーたちの画像1

「ながら運転」は危険だという認識のないドライバーが……(depositphotos.com)

 昨年(2016年)10月26日の夕刻、愛知県一宮市内の交差点で、トラックを運転中していた同市在住の会社員(36歳)が、スマートフォン向けゲーム「ポケモンGO」の表示に気を取られ、横断歩道を渡っていた則竹敬太くん(当時9歳)を跳ね死亡させた。

 検察側の冒頭陳述によれば、「ポケモンGO」でモンスターを獲得するには車利用が効率的と考え、被告は何度も運転中にプレイをくり返していた。ゲットした90種類中8割は、その成果だった……。

 小学校4年生の次男を突然奪われた父親は、意見陳述で次のように訴えた。「悲惨な思いをする人をなくすためには少しでも重い刑を科すしかない」。その悲願がかない、3月8日、名古屋地裁一宮支部がくだしたのは禁錮3年(求刑・禁錮4年)という実刑判決だった。

<ながら運転は危険>の認識なくハンドルを握る人々

 出血性ショックで少年の命を奪った会社員は、公判で起訴内容を認め、被告人質問ではこう述べた。「愚かなことをした……『ながら運転』は危険との認識がなかった」。弁護側は執行猶予付き判決を求めていた。

 被告自身による事故当時の状況証言を正確に引いておこう。

 「小学生が横断歩道の脇にいるのは見えたが、飛び出さないと思ってスマホに目を落とした。『ながら運転』は危険との認識がなかった……」

 意見陳述で敬太くんの母親は「私たちの宝物を一時の欲求のために奪ったことを重く、重く受けとめてほしい」と語った。しかし、検察側の「過失は極めて重大」との指摘に対し、弁護側は「信号無視や酒気帯びなどの危険な運転と一線を画す」と主張した。

 公判後の会見で敬太くんの父親が「うわべだけのように聞こえた」と不満を口にしたのも無理はない。だが、むなしくかつ残念ながらも、被告の反省弁に、おそらく嘘はないだろう。完全な「常習」であり、「交通安全への意識が希薄」(検察側)なのではない。

 「認識がなかった」とする被告自身の証言のほうが正鵠を得ているだろう。

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