連載「頭痛の秘密がここまで解き明かされてきた」第15回

ホワイトデーには何をお返しに贈る? 「甘いお菓子」で頭痛になる人の原因は何?

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バレンタインデー&ホワイトデーの「甘いお菓子」で「頭痛」になる人も! 原因は「チラミン」の血管収縮作用の画像1

甘いお菓子で頭痛を誘発する人も(depositphotos.com)

 3月もいまごろになると、バレンタインデーにチョコレートをもらった方は、ホワイトデーのお返しをあれやこれやと考えなければいけません。でも、ちょっと待ってください! そのお返しで、頭痛を起こす人がいるのです!!

 ということで今回のは、バレンタインデーやホワイトデーのプレゼントである、チョコレートやクッキーなど、「甘いお菓子と頭痛」の話をしたいと思います。

原因は血管収縮作用がある「チラミン」が

 世の中には甘いものを食べると頭痛を来す方がいるのをご存知でしょうか? 女性の多くは「甘いもの好き」だと思われがちですが、これらの食品で頭痛を来す方がいるのです。

 その原因となるのは「チラミン」という物質です。疫学的調査では、チョコレートのほかに、赤ワイン、チーズなどにチラミンが含まれており、それによって頭痛が誘発される方がいます。

 チラミンを含む食品を具体的に挙げると、チョコレートやココアなどのカカオ製品、赤ワイン、チーズ以外にも、漬け物類、発酵食品、薫製魚、トリの肝臓、イチジク、豆の一部などや柑橘類が知られています。

 では、なぜチラミンによって頭痛が誘発されるのか?

 チラミンには血管収縮作用(収縮作用消失から拡張への反転)があり、その作用によって片頭痛発作が誘発されていると考えられています。

 最近ではお菓子やジュースの人工甘味料も、頭痛を誘発する添加物として報告されるようになってきました。これらの人工甘味料は、ダイエットのために使用されます。しかし、人工甘味料が含まれた食品と知らずに摂取していることもあるので注意してください。低カロリーをうたったお菓子やクッキーに知らずに使用されていることも多いのです。

西郷和真(さいごう・かずまさ)

近畿大学理工学部生命科学科ゲノム情報神経学准教授、近畿大学医学部附属病院神経内科。1992年、近畿大学医学部卒業。近畿大学附属病院、国立呉病院(現国立呉医療センター)、国立精神神経センター神経研究所、米国ユタ大学博士研究員(臨床遺伝学を研究)、ハワードヒューズ医学財団リサーチアソシエイトなどを経て、2003年より近畿大学神経内科学講師および大学院総合理工学研究科講師(兼任)。2015年より現職。東日本大震災後には、東北大学地域支援部門・非常勤講師として公立南三陸診療所での震災支援勤務も経験、2014年より現職。日本認知症学会(専門医、指導医)、日本人類遺伝学会(臨床遺伝専門医、指導医)、日本神経学会(神経内科専門医、指導医)、日本頭痛学会(頭痛専門医、指導医、評議員)、日本抗加齢学会(抗加齢専門医)など幅広く活躍する。

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西郷和真
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テストステロン(男性ホルモン)の存在に着眼し、AGA(男性型脱毛症)治療、男性皮膚治療、男性更年期、前立腺がんのサポート、男性不妊など、男性の外見や内面の健康に関わる様々な治療を独自の視点から行うメンズヘルスクリニック東京(東京・丸ノ内)の小林一広院長。第3回目は「男性妊活・男性力」について。
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