騒がしい場所で人の話しが聴きづらいのは脳のせい! 高齢者では聴力と脳の衰えのダブルパンチ

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簡単にできる耳年齢チェック

 本来、聴力の低下のほとんどが加齢によるものだが、最近では、「ヘッドホン難聴」「スマホ難聴」なども問題視されている。若い時期からiPodやウォークマン、スマホなどを大音量で聞き続けると聴覚に関わる神経が損傷しダメージが蓄積して30代や40代の早い時期に老人性難聴を発症することもあるという。
 
 まだ若いのに相手の会話がよく聞き取れない、雑音の中で目的の音を聞き分けにくいなどと感じたら専門医を受診した方がいい。雑音の中だけでなく普段からちょっと耳の聞こえが悪いと感じていたならやはり病院にいくべきだ。

 そんな暇はないという向きには、難聴診断アプリなるものもある。聴力の検査で一般的なものは、「モスキート音」の聞こえ具合でその人の聴力を判定する。

 人間の可聴域は、個人差はあるものの、20Hz~20,000Hzぐらいだという。高音側は個人差が大きいが、17,000 Hz前後のとても高い音(高周波)で、この音が聞こえるのは20代ぐらいまでで、それ以上の年齢になると<聞こえにくい>、<聞こえない>などの状態になる。

 都市伝説かもしれないが、若い人にしか聴こえない高周波数の音をコンビニの前で流し、駐車スペースにタムロする若い人を追い払っているなどとのうわさはこんな可聴域の特性から生まれたのかもしれない。

 この性質を利用した聴力検査で無料アプリや動画などがある。
耳年齢チェック!iPhone・iPad(無料)
耳年齢診断 <簡易版> Google Play の Android アプリ
モスキートーンで耳年齢チェック YouTube

 またオンライン聴力検査もある。
オンライン聴力検査

 これらの検査は一般的な聴力の検査であり、今回の研究の「騒音のある状況での聞こえ具合」とは少し異なるが、実年齢よりも極端に聴力が落ちていた場合でも専門医の受診が賢明だろう。
(文=編集部)

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