「未病」対策と栄養士の活用が日本の医療を変える?「未病」患者専門クリニックが開業

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
new_tohsaka.jpg

未病クリニックをプロデュースした登坂正子医師

 東京都中野区鷺宮の閑静な住宅街の一角に昨年、「未病」患者専門クリニック「ホリスティキュアメディカルクリニック」(医療法人淳信会)が開業した。病気の症状はまだ現れていないが、病気に向かいつつある状態の、健康でも病気でもない状態の「未病」患者に対し、最新の栄養学と医学を組み合わせた診断とケアを提供する。

 クリニックに隣接する「ホリスティキュア栄養ケアスタンド」(運営:グリーンハート)にも有害重金属14元素と「必須ミネラル+参考ミネラル」20元素を測定することができる「オリゴスキャン」や、糖化度を測定することができる「AGEs」のチェックなどが用意されている。これらのチェックを元に栄養士から個人個人の栄養バランスに応じた食材・食品・食事メニューの提案やサプリメントのアドバイスを受けることができる。

「未病」患者と向き合うきっかけ

 医療法人を率いる登坂正子医師の専門は循環器内科だが、「未病」患者を対象にするきっかけについて、「随分昔に開業した際、1人目の患者さんがたまたまサプリの健康被害からの不調でした。いろいろなクリニックを回っても原因が分からなく、『最後の頼みだ』と来られました。調べていくうちにそれがサプリの有害金属の被害だとわかったのです」と話す。

「その後、ヨーロッパの学会で『ミネラル療法』をやっている先生と出会い、その方の方法論を日本に持ち帰りたいと思うようになりました。わたしはそもそも西洋医学の医者ですからエビデンスでないものはやりたくないという気持ちがありますが、微量栄養素については非常に大切だと考え、ビタミンとミネラルを基軸にした展開をしようと思うようになりました。毎日の食事をきちんと取り、消化吸収力を高めてあげれば、人間の持っている力をもっと引き出せる。まさに医療の根本に立ち返る気持で進めてきた仕事です」と登坂氏。

胃の不快感の多くは実は「機能性ディスペプシア」という病気
日本初の『胃弱外来』開設」後編:巣鴨駅前胃腸内科クリニック・神谷雄介院長

前編『大病院を転々した末にたどり着く「胃弱外来」 初診から約1カ月で8割の患者の症状が改善』

胃痛やもたれ、むかつきなどの症状があっても、検査の結果異常がないと診断され悩みを抱える患者さんが少なくない。こうした胃の悩みを抱える人たちのために開設したのが胃弱外来。患者さんの多くは新しく認知された『機能性ディスペプシア』や『胃食道逆流炎症』などの疾患だ。その具体的な治療法について話を伺った。

Doctors marche アンダカシー
Doctors marche

くにたち駅前眼科クリニック院長。1986年、東京…

高橋現一郎

近畿大学理工学部生命科学科ゲノム情報神経学准教授…

西郷和真

フィットネスアドバイザー。JT東京男子バレーボー…

村上勇