インタビュー「女性の薄毛トラブル対策」第3回:北嶋渉医師(銀座HSクリニック院長)

女性の「薄毛」の治療法と費用は? 内服液や育毛剤、最新の再生医療技術まで

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薄毛治療の最新事情は?

――薄毛治療は日進月歩と聞いています。最新の治療法はいかがでしょう?

 グロースファクター再生治療を取り入れています。これは薄毛の大きな要因となっている成長因子の不足に着目し、世界最先端の再生医療技術を応用した毛髪再生治療です。

 ケラチン細胞増殖因子(KGF)は、毛髪の形成に必要な成分生成を助勢する働きをします。この成長因子を頭皮に補って、毛髪成長のシグナルを正常に戻すことで、薄毛治療に効果を発揮します。

 成長因子製剤と呼ばれる薬剤は、利便性のためにパウダー状などに加工されているものも多いですが、リボーンカクテルは従来品の5倍濃度で成長因子を配合した「生きた薬剤」です。マイナス30℃での保存で、解凍後の使用期限も数日間と、鮮度管理を重視しています。

――他に最新治療があれば教えてください。

 上記のリボーンカクテルを用いて、「ヘアグロウスタンプ」という治療を行っています。微細な針が剣山のようになっている特殊なスタンプで頭皮に細かい傷をつけ、そこに成長因子を浸透させます。傷を修復させる自己治癒力に加えてグロースファクターの再生能力をプラスした治療です。

――気になる治療費ですが、保険が効くものはありますか。

 全て保険外になっています。来院した患者さん一人一人との症状を見ながら、相談して決めています。

(取材・文=夏目かをる)


北島 渉(きたじま・わたる)
銀座HSクリニック院長。2003年、滋賀医科大学医学部卒業。京都府立医大病院皮膚科、京都市立病院皮膚科、京都第一赤十字病院皮膚科、綾部市立病院皮膚科などを経て、2010年、銀座HSクリニック院長に就任。

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