清原和博、高知東生、高樹沙耶、ASKA……相次いだ有名人の薬物事件! 彼らはなぜドラッグに?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

薬物依存者は絶えず渇望感にさらされる

 このように2016年は、有名人の薬物事件が相次いだ。しかし、なぜ人気もお金もあるスターが、薬物に依存してしまうのだろう?

 「世界保健機関(WHO)」によると、依存の定義は次のようなものだ。

 「ある生体器官とある薬物との相互作用の結果として生じた精神的あるいは時には身体的状態であり、その薬物の精神作用を体験するため、あるいは、時にはその薬物の欠乏から来る不快を避けるために、その薬物を継続的ないしは周期的に摂取したいという衝動を常に有する行動上の、ないしは他の形での反応によって特徴づけられる状態」

 つまりは、一度薬物に身体的および精神的に依存してしまった人は、常にその薬を摂取したいという渇望感にさらされ続ける。有名人の場合は、金を十分に持っているし、グレーな世界の人も含めて、周囲にさまざまな人が集まる。いつでも薬物が手に入るという状態で、一度依存した薬物を断ち切ることは極めて困難だ。

 だが、一時の快楽の代償はとても大きい。一度失った芸能界での地位や、ファンの信頼は戻ってはこない。人並みはずれた天分に恵まれたスターたちが、薬物という愚かな選択にはまってしまった結果を、来年こそは見たくないものである。
(文=編集部)

バナー1b.jpeg
HIVも予防できる 知っておくべき性感染症の検査と治療&予防法
世界的に増加する性感染症の実態 後編 あおぞらクリニック新橋院内田千秋院長

前編『コロナだけじゃない。世界中で毎年新たに3億7000万人超の性感染症』

毎年世界中で3億7000万人超の感染者があると言われる性感染症。しかも増加の傾向にある。性感染症専門のクリニックとしてその予防、検査、治療に取り組む内田千秋院長にお話を伺った。

nobiletin_amino_plus_bannar_300.jpg
Doctors marche アンダカシー
Doctors marche

あおぞらクリニック新橋院院長。1967年、大阪市…

内田千秋

(医)スターセルアライアンス スタークリニック …

竹島昌栄

ジャーナリスト、一般社団法人日本サプリメント協会…

後藤典子