群集心理?集団催眠?「クリスマス症候群」をユング心理学の「集合的無意識」で読み解く

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クリスマスが近づくと大人も子供もなで浮き足立つ?(shutterstock.com)

 12月25日はXmas(クリスマス)。もういくつ寝ると、お正月も近い。ジングルベルが街に鳴り響くだけで、なぜか胸が高鳴り駆け足になる――。これらもバタフライ効果を生じさせることがある。その深層心理をひも解いてみよう。

真夜中に靴下の中にプレゼントを入れたサンタクロースは誰?

 ところで、Xmasの意味は知っているだろうか? 「X」はギリシャ語の「Xristos(クリストス)」の頭文字で、油を注がれた者、救世主キリスト。「Mas」は「ミサ=礼拝」の意味だ。

 そのルーツは古代ローマ(紀元前753年から紀元前509年)にまで遡る。古代ローマでは太陽神を崇拝する異教が絶大な権勢を誇っていたため、冬至の日に太陽神の誕生祭や農耕神への収穫祭が荘厳に執り行われた。その後、時を経て、イエス・キリストの降誕祭に習合したことから、12月25日を太陽神を祭る祝祭日と定めた。それが、Xmasの源流だ。

 ちなみに、サンタクロースのモデルは、4世紀頃の東ローマ帝国で司教を務めた聖ニコラウス。3人の娘を身売りする貧しい家族を知った聖ニコラウスは、真夜中にその家の窓から入り込み、暖炉に吊り下げた靴下に金貨を入れた……。このエピソードから、夜中に靴下にプレゼントを入れる伝承が生まれた。オランダでは14世紀頃から聖ニコラウスの命日12月6日を「シンタクラース祭」として祝っており、その後、17世紀にアメリカに植民したオランダ人が聖ニコラウスをサンタクロースと伝えた。

なぜク「リスマス症候群」にかかるのか?

 Xmasの日は、古今東西、老若男女、国境・人種を問わず、地球上の多くの国々で家族が和気あいあいと集う。ツリーが煌めく広場でも、恋人たちが寄り添い歩く街角でも、凍てつく星々が煌々と瞬く戦場でも。銀色のスターダストが降りかかる北極や南極でも、我が父母がにこやかに語らう病院でも、子どもらが小さなキャンドルライトを見つめる孤児院でも――。

 Xmasがこうも愛されるのはなぜだろう?  このハートビートは何だろう? 聖夜に訪れるロマンティックなミステリーのヒミツ、それが「クリスマス症候群」だ。クリスマス・ハイの人も、クリスマス・ブルーの人も、誰もがかかってしまう、楽しくも、ロマンティックなクリスマス症候群。この心理はどこから来るのだろう?

 結論を急ごう。生命のバランスをコントロールしている脳内化学物質のドーパミン、ノルアドレナリン、セロトニンが相互作用し、その絶妙のコーディネートが産み落とす同調快感(シンククロニシティ・コンフォート)、それがクリスマス症候群のメカニズムだ。

 なぜ同調快感(シンククロニシティ・コンフォート)なのか?

 シンクロニシティは、同時性とか、意味のある偶然の一致を意味する。何らかの一致する出来事が離れた場所で、ほぼ同時期に起きる現象だ。なぜシンクロニシティが起きるのだろう?

難治性むちうち症からなぜ多くの不定愁訴がおきてしまうのか?
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前編『画像診断できない難治性のむちうち症を独自の治療法で改善』

原因不明で治療法がなく多くの患者さんが回復をあきらめていた難治性のむちうち症。東京脳神経センターで進む独自の治療で、めまい、動機、吐き気などの全身症状やうつ症状などの不定愁訴が大幅に改善しているという。その具体的な成果についてお話を伺った。

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