「マイコプラズマ肺炎」が大流行の兆し! 拡大感染しやすいのは異名<歩く肺炎>にアリ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
407160670.jpg

「マイコプラズマ肺炎」はオリンピックの年に流行するので別名「オリンピック病」とも(shutterstock.com)

 「マイコプラズマ肺炎」が大流行の兆しだ。国立感染症研究所の調査報告によれば、10月3~9日の1週間における症例の報告数は、過去10年で最も多かった2011~2012年の、同週の報告数を上回っている。

 通常4年に一度、オリンピックの年に流行の周期が訪れるので、別名「オリンピック病」とも呼ばれている。リオデジャネイロ・オリンピックのあった今年は、日本だけでなく世界的に患者数が増加しているようだ。

 マイコプラズマ肺炎の原因は、「マイコプラズマ」という病原性の微生物だ。感染後は主に気管粘膜で増殖し、乾いた咳が出てくるのが特徴である。悪化すると、気管支炎や肺炎を引き起こす。

 ところが、初期は発熱や体のだるさ、頭痛などが先に現れるので、風邪との見分けがつきにくい。やがて咳が出てきてなかなか治まらないので、「では検査をしてみよう」となることが多い。

 ある程度進行していれば、肺のレントゲン撮影ですぐに異常の確認が可能だ。しかし、患者数が増えている今シーズンは、口を開けて綿棒でのどをこすり、その体液(咽頭ぬぐい液)を調べる簡易な方法で早期発見・早期治療をめざす方針が主流になりそうだ。保険適用なので検査費用が安いのも助かる。


 咳がぐずついて、完治までに1カ月近くかかるものの、マイコプラズマ肺炎は重症になることの少ない<マイルドな肺炎>だ。抗菌剤が効き出せば、症状の軽減も早い。

 感染力もそれほど強くない。保菌者の咳やくしゃみで「飛沫感染」するか、接触で「接触感染」するが、インフルエンザのように強力な「空気感染」の心配はほとんどない。

 それなのに大流行する年があるのは、マイコプラズマ肺炎に特有のちょっとした落とし穴のせいだ。

胃の不快感の多くは実は「機能性ディスペプシア」という病気
日本初の『胃弱外来』開設」後編:巣鴨駅前胃腸内科クリニック・神谷雄介院長

前編『大病院を転々した末にたどり着く「胃弱外来」 初診から約1カ月で8割の患者の症状が改善』

胃痛やもたれ、むかつきなどの症状があっても、検査の結果異常がないと診断され悩みを抱える患者さんが少なくない。こうした胃の悩みを抱える人たちのために開設したのが胃弱外来。患者さんの多くは新しく認知された『機能性ディスペプシア』や『胃食道逆流炎症』などの疾患だ。その具体的な治療法について話を伺った。

Doctors marche アンダカシー
Doctors marche

くにたち駅前眼科クリニック院長。1986年、東京…

高橋現一郎

近畿大学理工学部生命科学科ゲノム情報神経学准教授…

西郷和真

フィットネスアドバイザー。JT東京男子バレーボー…

村上勇