ジェットコースター治療法がイグ・ノーベル賞を受賞!喘息も改善できる?
1991年に創設され、人々を笑わせ、考えさせてくれる研究に与えられるノーベル賞のパロディー版と言えば、イグ・ノーベル賞だ。
『ナショナル・ジオグラフィック』(2010年10月4日号)によると、オランダのアムステルダム大学のサイモン・リートフェルト教授の『ジェットコースターに乗ると喘息が改善する』臨床研究が、2010年のイグ・ノーベル賞の医学賞を受賞した。
リートフェルト教授によれば、ジェットコースターに乗る前は、喘息患者でなくても、不安や恐怖のマイナス感情が強まるので、息苦しくなる。だが、乗り終った後は、興奮や高揚感などのプラス感情が強まるため、呼吸が楽になる。そのストレスレスのリラックス感が喘息を抑えていると説明している。
さて、なぜ腎臓結石にジェットコースターが効くの? それは、腎臓結石に罹ってジェットコースターに乗ってみるしかない。しかし、ウォーティンジャー教授のノーベル賞並み(?)の実証実験を見る限り、世界中を絶叫させるジェットコースターが結石を蹴散らかしているのは事実なのだ。
(文=編集部)