「あの人のようにしてください」という正統派ではないが……
「平岩さんは、各パーツの形は置いといて、目・鼻・口の位置バランスがそれなりにいい。そして、目が特徴的ですね。日本人に多い典型的な一重まぶたですが、目が大きいので、二重にするだけでもっと美人になりそう。大人っぽさがぐっと出てくるはずです」
「日本人に多い、あごが小さく、丸顔だから、年齢より若く(=子どもっぽく)見える顔立ちですね。印象に残る白い肌は、脂肪が厚めのように見えます。この先も“老け顔”の印象にはなりにくいでしょう。ただし、極端に脂肪が下がって垂れてこなければ、という前提ですが。」
「少し懸念するならば、上まぶたの厚みがそこそこありそうなので、まぶたの弛みがあるかもしれません」
アンチ派は「色白は七難隠す」とか陰口を叩くが、嫌味がなく、万人受けする顔から、可愛いという印象を持つ人は多いようだ。「あの人のようにしてください」と言われるような正統派の美人ではないが、人を引き付ける魅力がある、親近感のある美人とでもいえるだろうか。
ちなみに平岩さんと同じ36歳の同年代の女優には、仲間由紀恵さん、田中麗奈さん、蛯原友里さんらがいる。一方、「平岩紙」的カテゴリには、歌手のaikoさん、岡本真夜さん、女優の夏帆さん、多部未華子さんらの名が飛び交う。なかでも、最近評価が上昇中の点で比較されるのが黒木華さんだ。
松尾スズキ門下の平岩さん、野田秀樹門下の黒木さん、いずれも一見そこらにいそうな容姿ながら、そのじつ身近には決していない輝きを放つ「演技派」。美人、不美人の次元に埋没しない個性的な魅力こそが、“彼女たち”の最大の武器であるに違いない。
(文=編集部)