良質な脂肪が脳の空腹感をダマす
一昔前ならば、バター=高カロリー、高脂肪、ヘルシーではないという認識だったが、現在では良質な脂質として再評価されている。
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アスプリー氏の持論では、高品質なバター&オイルから良質な脂肪を摂ると「脳の空腹感」が抑制されるという。彼は牧草牛のバターを100%推奨しているが、入手困難な場合はAOP(原産地呼称保護)認証の厳格で牧草飼料率の高い「高品質バター」でも良いとしている。
それでも無理な場合は、ココナッツミルク(大さじ4杯)とMCTオイル(大さじ1~2杯)での代用も可能だ(=体重65キロの人の朝食目安)。
あくまでも高品質な材料選びに加え、繊細にして最も重要視すべき工程が「撹拌」である。ブレンダーやミキサーを用いてよく撹拌し、「ミセル化(乳化)」させることが最大ポイントだ。
こうしてカプチーノ状に泡化することで、摂取した脂肪分を即エネルギーとして消費させる効果につながるという。
WHOがコーヒーの発がん性を否定
世界保健機構(WHO)の専門機関である国際がん研究機関(IARC)は先月、コーヒーに関する従来の見解を覆して「発がん性がある可能性を示す決定的証拠はない」との調査結論を公表した。
もっとも「(コーヒーを含むあらゆる種類の)非常に熱い飲み物には発がん性のある可能性がある」とも注意を呼びかけたが、今回の完全無欠コーヒーはその点でも理想的かもしれない。
著名なIT起業家の成功例にならって、まずは一杯のコーヒーからバイオハック(同氏の造語)してみますか。
(文=編集部)