青く染まった菊池さんの手のひら(菊地さんのツイッターより)
肌身離さず身に付けるものとして、近年、不動の上位にランクインしているスマートフォン。依存症、中毒者が生まれていることが社会問題になっているのはご存じのとおり。
関連グッズも嗜好を凝らしたさまざまなものが登場。なかでも、愛用機のカスタマイズにもっともインパクトがあるのがスマホケースだろう。デコラティブなデザインが若い女性に受けている、液体とラメなどが入ったタイプのケースで致命傷を追いかねないという事例が相次いでいる。
“肌身離さない”ことが、その被害を大きくさせているようだ。『アイドリング!!!』出身で今やバラエティタレントの中堅に鎮座する菊地亜美さん(25)。彼女が5月3日、自らのツイッターで次のように書き込み話題を呼んだ。
「この液体ケース一時期火傷するとかで問題になってたけど、まぁ大丈夫っしょてな感じで使ってたんだけど、朝起きたら漏れてた。。危ない。。」
手のひらが青い液体に侵されて……
同時投稿された2枚の画像は、左画像が問題の青い液体ケース(=Hawaiiのロゴ文字とイルカのイラスト入り)が装着されたiPhone本体。右画像は、洗面所と思しき場所で撮られた、菊地さんの手のひらのアップ。
破損被害に気づいた、起床直後の撮り下ろしなのだろう。指が青い液体にまみれ、手のひら全体が赤みを帯びている様子が生々しい。
結果、大事には至らなかったようだが、反響のリツイートが殺到。「火傷しなかった?」「手、真っ赤じゃん、大丈夫?」などの心配するコメントが届けられた。
液漏れを起こした問題のiPhoneケースは、背面部分に青色などの液体やラメが注入されているタイプ。別名「キラキラケース」とも呼ばれているものだ。
比較的安価なことから、ネット通販での評判も上々だった。ところが、菊地さんも綴っているとおり、昨夏頃から液漏れトラブルが世界中のネット上で散見されるようになった。
さまざまな母国語で被害報告が続出
いずれも共通しているのは、自らの体験を通して、その危険性を訴え、同じ利用者への“即時撤収”と購入検討層への警告を呼びかけている点だ。
昨夏、就寝中の液漏れで皮膚科にかけこんだ日本人女性は「化学熱傷」と診断された、と危険体験を投稿。
また最近も、英国で就寝中の少女(9歳)が、ケース内から漏れた液体を足に浴びて、重度の火傷を負った例が報告された。
なぜ、就寝時の液漏れ(=破損)事例が多いのかは、定かではない。だが、就寝前ゆえ、枕元にスマホが置かれているであろうことは、容易に想像できる。
もし、不測の液漏れ(=化学火傷)が顔に及んだ場合を想像すると背筋が凍る。それでもあえて危険をおかして「カワイイ!!」の利用動機を優先させる女性は皆無だろう。
事前に火傷の警告情報を知りながら、「まぁ大丈夫っしょてな感じで」使い続けていた菊地さん。その楽観ぶりが愛されている彼女らしい。
しかし、今回の「危ない。。」という警告ツイートが新たな被害者を生まないように作用することを願いたい。