20歳まで女性と交際したことがない男性が半数も! 草食系の上をゆく「絶食系男子」増加の背景は?

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草食系の上をゆく絶食系男子(shutterstock.com)

 肉食系、草食系、ロールキャベツ系、クリームシチュー系……。若い男性を賛美したり、煽ったり、罵ったりするバズワード(隠語)が雨後の筍のように巷に溢れている。

 肉食系は恋愛に関して積極的、草食系は恋愛に関して消極的、ロールキャベツ系は一見すると草食系に見えるが中身は肉食系、そしてクリームシチュー系は強さと優しさの両方を兼ね備えた「栄養満点」の男子のことだという。

 その中で「絶食系」も依然しぶとく繁殖している。絶食系は、恋愛したいけどできない草食系のさらに上をゆき、恋愛も結婚も上の空で、女性を食わず、口説かず、拒絶する男子である。

 結婚相手紹介サービスのオーネットが調べた20歳の男女を対象とした『新成人意識調査』(2015年)によれば、女性と交際した経験がない20歳の男性は約半数。一方、交際したいと思っている男性は、2000年の91.6.%から64.6%に激減、結婚したくない男性は24.0%だった。

 20歳の若者でも、これほどまでに「絶食系男子」が増えている。その原因は何か?

理由は男性の経済力の問題だけではない!?

 明治安田生命福祉研究所の『20~40代の恋愛と結婚』(2014年)の調査によれば、20代と30代未婚女性のおよそ60%が、相手男性の希望年収は400万円以上と答えている。

 400万円以上の年収がある男性は、20代未婚者なら11.7%、30代未婚者なら26.7%にすぎない。女性の希望年収と男性の実収入に大きなギャップが横たわる。男性は女性を満足させる経済力がない、女性は経済力のない男性と結婚する気がない。男女のすれ違いの根は深い。

 ちなみに、30歳代男性の未婚率は、正規就業者31%、非正規就業者76%。40歳代男性の未婚率は、正規就業者16%、非正規就業者46%。非正規就業のハンディは大きすぎる。

 しかも、男女の年収の差は縮まっている。未婚率も晩婚率も年々高まり、少子高齢化の歯止めが利かない。男も女も、絶食化の自然淘汰に呑み込まれている。だが、この自然淘汰は、若者から働き盛り世代まで及んでいるように見える。

 男性が恋愛も結婚もしない/できない最大の要因は、低年収や非正規雇用などで男性の経済的基盤が不安定になっている点だが、問題は経済力だけではない。

 たとえば、「絶食系男子」は、自分の趣味や時間を優先するライフスタイルや個人意識が強い、恋愛や結婚にメリットを感じないし、面倒くさい、結婚したいと思える女性がいない、SNSの習慣化でリアルなコミュニケーションに関心が少ない、AVやアダルトコンテンツの日常化で生身の女性と性行為ができない、その必要がないなど個人的要因が複雑に絡む。

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