20歳まで女性と交際したことがない男性が半数も! 草食系の上をゆく「絶食系男子」増加の背景は?

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男らしさに追い詰められる男性たち

 日本医科大学心療内科の海原純子特任教授は、1980年代から心身症を専門にカウンセリングを行ってきたが、ストレス性疾患を患う男性が急増していることを痛感して『男はなぜこんなに苦しいのか』(朝日新聞社)を書いた。

 働き盛り世代に今、何が起きているのか? 海原教授によれば、2008年のリーマン・ショック後、企業のリストラが加速し、報酬も人事も成果主義が主流になったことから、アルコール依存症、適応障害、うつ病などのストレス性疾患がとくに増えている。

 その根底にあるのは、男らしく生きなければならないという呪縛とストレスとの葛藤だ。住宅ローンや教育ローンがある、家族を支えなくてはならない、仕事は辞められない。だが、上司のパワハラが苦しい、したい仕事に取り組めない、思い通りの評価や安定収入が得られない、将来の見通しが立たない。しかも、ライバルの同僚たちとは本音を語り合えない、家庭でグチは言えない、自分の弱さを見せられない。男性は、トリレンマ(3つのジレンマ)に陥って悩んでいる。

 やがて、過労や不眠症、胃腸障害や食欲不振、めまいや不定愁訴などを伴う心身症に陥ると、タバコ、アルコール、薬物に走りがちになる。リスキーなストレスの連鎖から逃れられなくなる。忍耐力や協調性の強い人、少しの失敗も許せない完璧主義者、趣味がない人や友人が少ない人ほど、心身症になりやすい。社会の急激な変化が足枷手枷になり、男性を離脱できない袋小路に追い込んでいる。

 恋愛も結婚もしない、できない「絶食系男性」。男らしさの呪縛に囚われる働き盛り世代。男はなぜこんなに苦しいのか?
(文=編集部)

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