シリーズ「子どもには絶対に使ってはいけない生活用品」14回

ビール業界が「遺伝子組換え」を解禁! 組換え原料が使用されていない商品はコレだ!

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ビールは麦芽100%を選ぶ! ブドウ糖液糖の入った清涼飲料水や食品はNG

 GMOに関しては、ここ数年、ヨーロッパの研究機関から危険性を指摘する研究結果が報告されている――。

 2011年、フランスのシェルブルック大学病院センター産婦人科の医師グループが「有害物質の妊婦から胎児への移行にGMOが関連している可能性」を指摘した。

 2012年には、カーン大学(フランス)のジル・エリック・セラリー博士率いる研究チームは、700日間、GMOを食べさせるラット群と食べさせないラット群との比較研究を実施。その結果、GMOを食べさせたラット群は早死に傾向となった。また、雌では卵巣がんが異常に多いほか、脳下垂体の異常が目立った。雄では肝機能障害、腎臓肥大、皮膚がん、消化器系への影響が見られたと学会誌で報告している。

 GMOが拡大に比例して、GMOへの不安も世界各地で高まっている。ともかく、このままでは日本のビールにも、いつGMOのコーンやスターチを使い出すかわからない。ビールを飲むなら、スターチなどの副原料を使用していない麦芽100%のビールにすべきだ。銘柄でいえば、「一番搾り」「モルツ」「エビス」などである。そして、ブドウ糖液糖の入った清涼飲料水や食品は買わない、あるいは、飲まないことである。


シリーズ「子どもには絶対に使ってはいけない生活用品」バックナンバー

郡司和夫(ぐんじ・かずお)

フリージャーナリスト。1949年、東京都生れ。法政大学卒。食品汚染、環境問題の一線に立ち、雑誌の特集記事を中心に執筆活動を行っている。主な著書に『「赤ちゃん」が危ない』(情報センター出版局)、『食品のカラクリ』(宝島社)、『これを食べてはいけない』(三笠書房)、『生活用品の危険度調べました』(三才ブックス)、『シックハウス症候群』(東洋経済新報社)、『体をこわす添加物から身を守る本』(三笠書房・知的生き方文庫)など多数。

郡司和夫の記事一覧

郡司和夫
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