ペットと寝るのは是か非か!? ペストをはじめ「人獣共通感染症(ZOONOSIS)」の危険も

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
48693-2.jpg

ベッドにペットは入れないで!?(shutterstock.com)

 ペットと一緒に寝るのは悪いことではない――。従来の否定論を覆すような研究報告が掲載されたのは米国「Mayo Clinic Poceedings」誌の12月号。アリゾナ州の同クリニック睡眠医学センターのLois Krahn氏らが、成人男女150人(=74人が1匹以上のペット飼い主、うち34人が複数ペット組)を対象に、“ペットとの同衾(どうきん)”事情を調査した結論である。

 まず、飼い主らへの「ペットの存在が睡眠を妨害する(している)と考えているか?」との質問に「YES」と答えたのは15%(15人)のみ。同衾実行派の41%は、睡眠影響について「なんら問題はない」「むしろ有益である」と答え、「傍で眠ると安心する」「満足感が得られる」「寛げる」と具体的な効用点をあげて、分析上、実質賛成派の優位が読み取れたという。

飼い主のルール厳守が同衾条件

 Krahn氏らは「ペットを寝室に入れても、それで落ち着いて寝られるとは限らない。言うまでもなく優先すべきは安らかな安眠であって、ペットの傍にいたいという要求のほうではない」と前提条件を付しており、全面肯定の立場を表明したわけではない。

 しかし、「人とペットが一緒に上手く寝られるなら、それはとても素晴らしいことだ。睡眠は身体と心のリラックス状態に左右されるので、同衾の価値は無視できないだろう」とコメントしている。

 つまり、既に愛犬や愛猫らとの同衾スタイルが努力や経験則から確立できており、人獣相互の安眠効果に結びついているという人は、上記報告を継続の裏打ちになさればいい。問題はこの調査結果の上澄み(=肯定部分)だけをいいとこ取りして、「これで今晩から安心して○○ちゃんを夜具に入れて寝られるわ!!」と小躍りするような安直系の愛玩家だろう。

「人獣共通感染症(ZOONOSIS)」を知らずして飼うなかれ

胃の不快感の多くは実は「機能性ディスペプシア」という病気
日本初の『胃弱外来』開設」後編:巣鴨駅前胃腸内科クリニック・神谷雄介院長

前編『大病院を転々した末にたどり着く「胃弱外来」 初診から約1カ月で8割の患者の症状が改善』

胃痛やもたれ、むかつきなどの症状があっても、検査の結果異常がないと診断され悩みを抱える患者さんが少なくない。こうした胃の悩みを抱える人たちのために開設したのが胃弱外来。患者さんの多くは新しく認知された『機能性ディスペプシア』や『胃食道逆流炎症』などの疾患だ。その具体的な治療法について話を伺った。

Doctors marche アンダカシー
Doctors marche

精神保健福祉士。フリージャーナリスト。1977年…

里中高志

医療法人社団 三喜会 理事長、鶴巻温泉病院院長。…

鈴木龍太

フリージャーナリスト。1949年、東京都生れ。法…

郡司和夫