謝罪文しか表示されない乙武氏の公式ホームページ
昨年末の不倫旅行が『週刊新潮』で報じられた作家・乙武洋匡氏(39)。計5人の背徳数まで告白して公的謝罪、さらには仁美夫人も「私にも責任の一端がある」と弁明した。
この顛末に対して、「言わされてるのでは!?」「夫の不倫に妻も謝罪するなんて」などの反発意見も起きている。
そんなさまざまな憶測やコメントが流れるなか、産婦人科医で性科学者の宋美玄氏は自身のブログ上で、この件に関して触れている。
宋医師は「性に関することを話題にすることも多くて、『乙武さんってどうやってエッチすんの』のような話もざっくばらんにしていました」と、彼の私生活も知る間柄だ。
「乙武さんが言及していたような産後のパートナーシップの変化などをきいていたので、奥様のおっしゃりたい意味はわかります」
詳細は伏せつつも「夫婦間ではある程度それでうまく行っていたということもある」とコメント。
「公人だからと言って『あるべき夫婦の姿』と離れているという批判は当事者からみるとズレている可能性がある」とし、専門家、友人として騒動に言及した。
この代弁と、乙武氏自身の「外に癒しを求めた」という正直な表現をかけ合わせれば事情がそれなりに読める。
婚外行為が、妻側の暗黙か・半ば公認か・なし崩し的黙認か、そんな憶測もどうでもいい。世間には十人十色な“夫婦茶碗”があるだけの話だ。
参院選への出馬表明が秒読みと囁かれている乙武氏の騒動を問われて、「ああ、こういうタイミングで(醜聞が)出るんだなって思った」と答えたのはホリエモンこと堀江貴文氏。
聖人君子像なんてものは、世間側が勝手に抱く印象である。だが、教職OBでもある彼の場合は、公人的清廉性が望まれるだろうから擁立の暗礁化は避けられないかもしれない。
不倫と似て非なる「関係」、名前はまだない
もう一人、乙武氏と親交があり、ツイッター上で見解を呟いたのが、社会学者の古市憲寿氏だ。
「忘れている人がいるかも知れないけど、乙武さんは手足がありません。だから自分では服を脱ぐこともできないし、相手の服を脱がせるなんてとてもできない」。
さらに「庇う気はありません」と、知人としてのスタンスを明言しつつ私論をこう展開した。
「『不倫相手』がしていたことは、愛情表現としての実質上の介護に近いものだったろうし、奥さんは3人の子育て中だった。」
「確かに『不倫』には違いないんだけど、当事者しか知らない、何か別の名前で呼んだほうがいい関係がそこにはあったんじゃないのか…? そんな風に想像してしまいます」
奥歯にものが挟まったような物言いだが、古市氏が問いかけているのは「不倫」云々とは別の視点だと思える。