>  > 自分の口臭が気になる〝心理的口臭症〟とは?
インタビュー「日本初の口臭外来を開設。全国から7000人以上が受診する口臭治療のパイオニア」第2回 ほんだ歯科・本田俊一院長

自分の口臭が気になる「心理的口臭症」は治療することができる!

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心理的口臭症も治療できる

 どんな人でも、1日の中で何回か口臭がきつくなることがある。起床時はその典型だ。ただし、唾液がサラサラと流れればすぐに解消され、多くの人は気にしない。ところが、10人に1人ぐらいの割合で、自分の口臭が気になって日常生活に支障をきたしてしまう人がいることは前回も述べた。

 「人間は、こだわると、閾値(感じる最小値)が下がるのです。たとえば、ソムリエや料理人は、一般人よりもわずかな味の違いを感じることができます。これと同じように、心理的口臭症の患者さんは、一般人よりも臭いに敏感です」

 「ほんだ式口臭治療」では、あらかじめ患者に生活調査票を記入してもらい、それに基づいて問診を行なう。そして「口腔内診査」「唾液検査」「ガス検査」「尿検査」「自律神経の分析・ストレス度分析・心機能・血管の状態検査」「心拍間変位度分析」「抹消血液循環検査」など、数々の検査を行う。

 「心理的口臭症の患者さんは、原因がわかると不安がなくなります。その原因を上手に認知してもらうことが大切です。ただ医学的に説明するだけではうまくいきません」

 その上で、唾液の無臭化、さらには、舌の動きを意識する指導をすることによって、唾液が口腔内をサラサラと流れ、口腔内の自浄性を維持して口臭のセルフコントロールができるようになります。

 セルフコントロールは、心理的口臭症に悩む人だけでなく、普段はそれほど口臭を気にしていない人でも興味がわくところである。第3回は、誰でもできる口臭のセルフコントロールについて話を聞く。
(取材・文=増澤曜子)

本田俊一(ほんだ・しゅんいち)

日本口臭学会常任理事・指導医、医療法人ほんだ歯科理事長・院長。1980年、山口大学農学部獣医学科卒業後、厚生省(現・厚生労働省)に入省、8年にわたり検疫業務に携わる。業務の傍ら大阪大学微生物病学研究所において腸管感染症の基礎研究も行なう。退官後、大阪大学歯学部に学士編入し、卒業後、歯科医院勤務を経て、95年、ほんだ歯科を開業。97年、医療法人ほんだ歯科を設立。歯科医師として臨床に携わることで口臭に悩む患者の多さを目の当たりにし、「口臭・口臭症」の研究に取り組む。2000年には口臭のデオドラント技術および口臭症治療に関するプロトコル「ほんだ式口臭治療」を確立。口臭に関する第一人者として知られる。

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