恐怖“デジタル・デッドウォーカー”~当人は「歩きスマホ」「ながら歩き」に無自覚!?

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 現代人は忙しさのためか、スマホにかぎらず「ながら歩き」の常習者は増えている。米国整形外科学会(AAOS)が最近行った全米調査では、「ながら歩き」でケガのリスクにさらされる米国人が増加しているという。

 調査の数千人の対象者の約40%は、「ながら歩き」をしている人が危険(incident)にさらされたのをみたことがあり、26%は自分自身が「ながら歩き」中に危険を感じたことがあると答えた。

 なかでも、55歳以上の女性は深刻なケガをする可能性が最も高く、18~34歳の女性は危険を感じる可能性は高かったものの、ケガをする可能性は低かった。若年成人は歩きながら携帯メールをしたり、音楽を聞いたり、通話をしたりする可能性が高かった。

 78%の人は「注意散漫な歩行は重大な問題だ」と述べ、74%は「他人は日常的に『ながら歩き』をしている」と答えた。一方、「自分自身が『ながら歩き』をしている」と答えたのは29%のみだった。

半数は「特に理由はない」

 また、歩きながら他のことをする理由について、48%は「特に理由はない」と答え、28%は「歩行と他のことを同時に処理しても問題は生じない」と考えており、22%は「忙しいので時間を生産的に利用したい」と答えていた。

 同学会のスポークスマンを務めるAlan Hilibrand氏は、「『デジタル・デッドウォーカー(digital deadwalker)』の危険性は増大しており、階段から落ちたり、縁石でつまずいたりする歩行者が増え、擦り傷や打撲、骨折などの事故が増加している」とコメント。AAOSでは、周囲に注意を払って歩行し、ケガの予防に努めることを勧めている。
(文=編集部)

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