笑わない高齢者ほど要介護まっしぐら? 毎日笑ってNK細胞を強化!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
85713633-2.jpg

健康のために今日から笑いの練習だ!(shutterstock.com)

 仕事でちょっとしたミスをしたとき、「笑ってごまかす」ことはないだろうか? また、はっきりと返答せずに「曖昧な笑い」でその場を切り抜けるのは、日本人の得意技ともいわれている。

 さまざまなシチュエーションにおいて、「笑い」が人間関係を円滑にする触媒になっていることは、誰もが実感するだろう。さらに「笑い」は、健康や長寿にも関係していることが、近年の研究で明らかになりらじめている。

笑わない高齢者ほど健康状態が悪い

 千葉大学や東京大学の研究グループが、65歳以上の高齢者2万人を対象に、笑いと健康状態について調査を行なった。声を出して笑うことが「ほぼ毎日」と答えた高齢者は、男性38%、女性49%。「ほとんど笑うことはない」と答えた高齢者は、男性10%、女性5%。

 そして、それぞれに健康状態を聞いてみたところ、「ほぼ毎日笑う」と答えた高齢者に比べ「ほとんど笑わない」と答えた高齢者のほうが、男性で1.54倍、女性で1.78倍も「健康状態が悪い」と訴えていた。

 現在、全国民の4分の1の3300万人が65歳以上の高齢者で、そのうち一人暮らしの人は男性が139万人、女性が341万人にもなる(内閣府・平成26年版高齢者白書)。家に閉じこもって1週間、誰とも会話を交わさないという高齢者もざらにいるが、そういった人が毎日声を出して笑っているか、はなはだ疑問である。

 高齢者が「閉じこもり」になると、要介護の状態を招きやすくなる。体を動かす機会が減り、体力が低下し、何事も億劫になって食事もなおざりに。その結果、ますます虚弱(フレイル)になり、転倒をしてケガでもすれば、寝たきりになり、認知症にもなりやすい……。このように要介護まっしぐらの“負のスパイラル”は、決して珍しいことではない。

 先の調査からもわかるように、「笑い」は負のスパイラルから抜け出すきっかけを与えるのではないだろうか。

免疫療法薬よりも効果がある「笑い」!

自由な発想で事業を拡大!看護師が起業した「訪問看護ステーション」の成長の秘訣
インタビュー「訪問看護ステーション」前編:Recovery International株式会社代表・大河原峻さん

訪問看護の業界において、これまでの訪問看護の枠に囚われない自由な発想で事業を拡大し急成長を遂げている訪問看護ステーション「Recovery International株式会社」。同社を運営するのは大河原峻氏に、今回は同社の設立のきっかけや展望について話を聞いた。

Doctors marche アンダカシー
Doctors marche

神戸市垂水区 名谷病院 内科勤務。1987年 産…

吉田尚弘

フリージャーナリスト。1949年、東京都生れ。法…

郡司和夫

つつみ病理相談所http://pathos223…

堤寛