サッカー日本代表・主将の長谷部誠が“職業病”を再発か!? 若年層に多い認識不足

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長谷部誠が恥骨炎を発症!?Intosportphotography / Shutterstock.com

 フランクフルトMFにしてサッカー日本代表キャプテンの長谷部誠(31)は、再び怪我に泣かされるのだろうか。「長谷部は恥骨炎かもしれない。怪我の重さはまだ断定できないが……」とは11月24日の練習を欠席した際(=同日午前中に検査)、言葉を選んで現状を明かしたアルミン・フェー監督の弁。違和感を憶えつつ出場した3日前の試合後に痛みが増悪したという。

 もし「恥骨炎」であれば、疼痛消失後もむやみな早期復帰は再発の温床となりかねず、慢性化すれば2〜3ヵ月以上の運動休止が余儀なくされるのは必至。現地2紙の報じた監督談話から推測して、早くも国内では長谷部の「長期離脱説」が囁かれている所以だ。

インサイドキックは運動ストレスによる炎症の製作所

 正しくは「恥骨結合炎」。左右両側の恥骨を結ぶ軟骨円板の炎症であり、ランニングやキック動作の繰り返しによって運動ストレスが加わり、痛みを起こすもの。相手側のタックルで恥骨部に直接打撲を受けたりするサッカー選手が多く見舞われるのも大きな特徴だ。

 一方、骨盤周辺には諸々の原因による多種の痛みが考えられ、症状の個人差や原因の特定が難儀な点から別名「鼠径周辺部痛症候群(Groin pain syndrome)」と広義な呼称を使う専門医もいる。

 たとえば、サッカー選手が臨機応変に繰り出すインサイドキックは、過剰な筋収縮や隣接関節同士の非常なストレスを誘発しやすく、疼痛悪化の大きな原因に結びつきやすいとか。加えて内外転(旋)を繰り返す股関節由来の疼痛との識別も重要とされる。

発症率が高いのは10〜20代の若年層

 過度な練習やグラウンド整備の不良性、あるいは急激な気温低下やウォームアップ不足など、サッカー選手のコンディションを損なう要因はさまざまあるが、恥骨結合炎が10〜20代の若年層に多いのも、これらの認識不足によるものが原因と考えられている。

 また、年齢と共に成熟してゆく恥骨結合は「30代で完成する」とも言われているし、人一倍プロ意識の高い31歳の長谷部誠の場合は、“不注意からの増悪”が原因とは考えにくい。となれば、やはり筋の過収縮が「長期離脱の可能性」を呼んだのか!?

 長谷部は昨年に限っても、ニュルンベルク移籍後の1月合宿時に右ヒザ半月板を損傷して離脱。2月のチーム練習には合流したものの再度同じ箇所を痛めて帰国し、同月末に再手術をしたことがクラブ経由で明かされた。その炎症が再発したのが6月開催のW杯前、結果直前の親善試合を総て欠場する“前科”を持っているゆえに今回のNEWSも心配だ。

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